かわいひでとし日記
令和5年10月2日      理想と現実      あやふやな言葉
  
「国境を無くして争いを無くし、全人類が平和に暮らせる世界を作りましょう」

なんて事を言われて、「そうだ、その通りだ!」と思うでしょうか。

国境を無くしたら争いも戦争も起こらないのでしょうか。

現実を見れば答えは明らかです。

「核兵器を廃絶しよう」と言われても、現実には非常に困難な事は解るはずです。

「ただなんとなくそう思う」だけでは何の力にもなりません。

浅い理解でなんとなく理想論を信じてしまうのは危険な事ではないでしょうか。



自衛隊は軍隊ではない、という事をはっきり解っているでしょうか。

自衛隊は「行政組織」で「軍隊」ではありません。

戦争というものは、軍服を着た者同士が戦うもので、

一般市民を巻き添えにしてはいけない事になっています。

けれど一度戦争が始まってしまえばそんな事はお構いなし、

何でもアリのやりたい放題になってしまいます。

それに対処する軍隊は司法からも独立していて、

これだけはやってはいけない、という事以外何でもやって良いものなのです。

これを「ネガティブリスト」などと言います。

やってはいけない事だけが決められている、という事です。

それに対して行政組織は「ポジティブリスト」で、やって良い事が決められていて、

それ以外はやってはいけないのです。

軍隊が「ネガティブリスト」なのは、何でもアリでやってくる相手に対処する為です。

正式な軍隊ではない自衛隊の隊員が敵軍の兵士を撃った時に、

これを殺人罪で訴える事が出来てしまいます。

その為に軍隊は司法が独立しています。

敵が攻めてきたらきちんと撃退するには、自衛隊が軍隊になる必要が有ります。

その為に憲法改正が必要になります。


旭日旗という旗が有ります。

太陽から光線が放射状に伸びているデザインの旗です。

これは日本の正式な「軍旗」ですが、戦前の旧軍でも使っていました。

外国では普通に有る軍隊としての旗で、使ってはいけないものなどではありません。

アメリカは国旗も軍旗も同じ旗を使っていますが、米軍の星条旗は軍旗でもあります。

この旭日旗に対して、旧軍が使っていて「侵略戦争」をした旗で、

ナチスのハーゲンクロイツに匹敵するものだからけしからん、

という事を言う人が居ます。

戦前と戦後で、日本は別の国になったのでしょうか。

8月に革命が起こって別の国になった訳では有りません。

戦前も戦後もずっと一つの同じ国として継続しています。

第211回通常国会、などと言います。これは明治時代からの通番です。

現在の天皇は126代目の天皇です。

軍の旗は昔から旭日旗と決まって居ます。

日本は80年前に戦争をしました。

だから日本は悪い国で、今の日本とは違う国だ、

というのはあまりにもいい加減な話です。

全部同じ日本であって、反省する事が有れば自分たちの事として反省したら良いのです。

旭日旗は韓国の左派など以外の全世界が認めている正式な旗です。

うしろめたいものや悪いものではありません。



ただなんとなく「原発即時撤廃」とか「環境に優しい太陽光発電」とか、

CO2を出さない電気自動車にしろ、とか、色々な事を言いますが、

現実的に考えた時、それが本当に正しいのかきちんと考える必要が有ります。

太陽光発電では到底基幹電源にはなり得ません。

電気自動車が使う電気はどうやって作るのでしょう。

大企業ばかり優遇しないで庶民の生活を考えろ! などと言いますが、

大企業が有るから経済が回り、庶民の生活を支えているという面も有ります。


色々な事を現実的に考える必要が有ります。

「私たちは平和を求めます!」「地球に優しい世界を作りましょう」

「誰もが幸せになれる世界を作りましょう」、と、

そいういうあやふやな言葉を聞いてもきちんと考えてからにする必要が有ります。

「平和」と唱えれば平和になる訳ではありません。

逆に強い軍隊を持っていれば戦争を仕掛けられるのを防ぐ効果が有ります。

現実的に考えるべきです。

 

確認しておきたいいくつかの事      声だけはデカい人たちに注意

原爆は何の為だったのか      あの戦争に対する認識

移民、難民      多文化共生は国を破壊する

「平和憲法を守れ」

専守防衛という幻想

戦争を現実的に考える 


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