かわいひでとし日記
令和5年5月5日      「平和憲法を守れ」      改憲反対の理由
  
憲法記念日という事でマスコミ各社が世論調査を行った。

多くの調査で「改憲するべき」が上回っている。

改憲する必要が有る理由を尋ねると、

「安全保障環境の変化に対応するため」という理由が多い。

改憲反対の理由としては、

「戦争の放棄を定めた憲法9条を守りたいから」という理由が多くなっている。

改憲派の現実的な理由に対して護憲派の情緒的な理由に、歴然とした差を感じる。

「平和憲法」を守ると平和になるのか。

話はそんなに簡単じゃないはずだ。

ヤクザ相手に話し合いで解決しましょうと言ったところで、相手にされないのだ。

話し合っても嘘を言われ、一方的に要求だけしてくる相手と何を話し合うのだろうか。

話し合うなというのではない、まずは話し合いをしたら良い。

けれど、それで解決する訳がない。

俺に手を出すと痛い目に遭うぞ、という体制を整えた上で話し合いをしないと、

成果は得られないだろう、相手はヤクザなのだから。


改憲反対の理由を並べると、

「戦争の放棄を定めた憲法9条を守りたいから」が64%
「基本的人権が守られているから」が14%
「すでに国民の中に定着しているから」が12%
「アジア各国などとの国際関係を損なうから」が6%

となっている。

こんなぼんやりとした情緒的な考えなのだ。

もし自分が総理大臣だったら、国民を守らなければならないのに、

こんな無責任な事を言えるのだろうか。

もし攻めてきたら反撃して追い払わなければならないのだ。

追い払う力を持てば現実的な話し合いが少しは出来るだろう。

80年前にはミサイルなど無かった。

その時のままの体制で良い訳が無い。

アンケートでの改憲賛成の理由は

「日本を取りまく安全保障環境の変化に対応するため必要だから」が54%
「国の自衛権や自衛隊の存在を明確にすべきだから」が22%
「プライバシーの権利や環境権など、新たな権利を盛り込むべきだから」が11%
「アメリカに押しつけられた憲法だから」が6%

となっている。

自国を守る自衛隊の存在自体が「合憲か違憲か」

などと言っている状態を放置して良いわけがない。


そしてもう一つ、重大な事が有る。

それは自衛隊が軍隊ではなく、行政機関であること。

これは致命的だ。

どんな手を使って何をしてくるか解らないヤクザに対して、

しても良いのはこれとこれだけで、あとはしてはいけない、

という足かせをかけている状態だ。

敵が攻めてきているのにいちいち政府にお伺いを立てていたら全く間に合わずに対応できない。

さらに、敵が攻めてきてそれを撃ったら、共産党の様な人たちが自衛隊員を殺人罪で訴える事が出来てしまう。

それでは軍隊は成り立たない。

だからこそ、軍隊というものは司法が独立しているのだ。

ネガティブリスト、司法の独立、というものが無ければ実際に戦う事は出来ない。

自衛隊をきちんとした軍隊にして、憲法に明記しなくては攻められた時に対応できないのだ。

戦争にならない様に、まず話し合いをするのは当たり前だ。

それでも攻めて来られたらどうするのか、きちんと考えて置くのが当たり前の事だ。





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