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令和4年3月28日 賛成、反対する前に考える 現実的に考える |
保守論客の間では殆どの人が「原発再稼働しろ」と言っている。 それはそうだ。 電気代が高いと家計が苦しいだけではなくて、産業が衰退する。 電気代が安ければ工場などの国内回帰の後押しになる。 経済安全保障の点からも電気代は安くなければいけない。 もし大停電が起こったら、その時はロウソクつけてガマンします、では済まない。 病院の機器が止まってしまうと救える命も救えなくなる。 原発=危ない という単純な考えはどうかと思う。 太陽光=クリーン という安易な考えもどうかと思う。 原発と言えば、2011年の福島の事故を思い出す。 では、あの事故はどういう事故だったのか覚えているでしょうか。 原発が地震で壊れた訳ではない。津波で破壊された訳でもない。 原因は非常用電源が地下に有って水没してしまったためだった。 あの非常用電源が高台に設置されていたら起こらなくて済む事故だった。 より震源地に近い宮城県の女川原発は事故が起こらなかった。 それは非常用電源が高台に有ったから。 福島の発電施設は1970年代の古いものだった。 現在、新しい原発の技術が進歩している。 特に注目されているのが、小型モジュール炉。 非常に安全性が高いのが特徴ではあるけれど、使用済み燃料が出る事には変わりがない。 この小型モジュール炉を地下に建設する案が有る。それならさらに安心だ。 しかし、地下にすると建設費が大幅に大きくなる。 さて、この日本の電源をどうするか、というと、主力の発電設備は現在のところ、 火力と原子力しか無い。 太陽光や風力ではとてもベースロード電源にはなりえない。 なので、現在有る原発で安全性が確認できたものは再稼働して、その間に新しい技術の発電所を作って行く。 Co2の排出がとても少ない石炭火力の技術も生まれている。 なので、長期的には原発は廃止する方向で良いと思うけれど、 新しいものが出来るまではどうしても原発も使わなくてはならないと考えるのが現実的なのではないだろうか。 原発=アブナイ だから反対、という思考停止はやめて、現実的な考え方をするべきではないでしょうか。 電気は水と同じくらい人間に必要なものです。経済の基盤です。生活の基盤です。命の母です。 現実的に考えましょう。 太陽光パネルがいかに使い物にならないか、についてはここでは省略します。 太陽光の効率の低さ、環境破壊、寿命の短さ、廃棄問題、といったところで検索してみてください。 電気自動車が素晴らしいとか言っているけれど、その電気はどうやって作るのか、 そんな事も考えたほうが良いですね。 現実的に考えなくてはならない問題は他にもあります。 安全保障の問題です。 世界には、それも日本の近所には他国を侵略しようとしている国が有り、核兵器を持っている国が複数有るのです。 憲法9条をありがたく思うのは、世界から全体主義国家が無くなってからにしないといけない。 相手が弱いと見るやすぐに手を出して来る国が有るのです。 なので、日本の核兵器保有やアメリカとの核シェアリングについても、現実問題としてきちんと議論するべきです。 議論すらしてはいけないと言っている政党はもう、あまりにもひどすぎます。 まずは現実問題として議論するべきです。 核の均衡、核抑止などで検索してみましょう。 賛成とか反対とか言う前に、ちょっと勉強して見ると随分違うと思います。 「女性・女系天皇に賛成ですか?」などという無意味な質問に答えるのも、 ちゃんと考えてからにしたほうが良いと思います。 女性、女系天皇とは何か → 女性女系天皇 |
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