令和4年1月23日 勇ましい発言 富国強兵 |
自民党の総裁選での高市早苗氏と河野太郎氏の討論。 アメリカの中距離ミサイルを日本に配備するかどうかについて。 高市氏は賛意を示した。 それに対して河野氏は「勇ましい発言」をしても「意味が無い」という様な主旨の事を言った。 日本に中距離ミサイルを置く、というのはどういう事かと言うと、中国のミサイル基地を狙う、という事だ。 これは、敵ミサイル基地を攻撃してミサイルを撃たせない、 または、日本に向けて発射されたら報復する能力を持つという、抑止力としての意味を持つ。 河野氏の発言はそれに反対する中国共産党の代弁の様に聞こえる。 さらに言うと、中国共産党から指令を受けて発言した様にしか見えない。 そこまでを確認した上で、あえて、河野氏の発言にも一理有ると思うのだ。 それは、ミサイル配備の事に限定せずに、中国に対して敵対的な言動をとることについてだ。 それこそ「勇ましい」事を言って敵対したくなるのが中国共産党なのだが、 しかし、今現在、中国は世界第2位の経済大国で、軍事力も予算ベースではアメリカに次ぐ規模が有る。 中国に対して勇ましい敵対的な言動をして、報復なり嫌がらせを受けた時、日本は耐えられるのか、という事だ。 そこまで考えてから勇ましい発言をしないとならないだろう。 中国がしてくる嫌がらせは実に色々な事が考えられる。 在中国の日本人社員などに言いがかりをつけて投獄する、死刑を宣告する、 中国から輸入しているものの禁輸、軍事的挑発、日本国内での妨害工作、などなど、、、。 日本はそれに耐えられるのか。或いは、中国に対抗措置を取って有利に交渉できるのか。 かなり心もとないのではないだろうか。 要するに、強い軍事力と経済力が無いと、世界に向かって正論を主張出来ないということだ。 バックに強い軍事力や経済力が無いと、外交で成果を上げる事が出来ない。 俺様の言う事を聞かないと痛い目に遭うぞ、というのが無いと何を主張しても聞いてもらえないのだ。 はっきり言って今の日本にはその力が無いと思う。 そういう意味でも軍事力を強くすることは重要な事だ。 経済も海外に頼り切ったサプライチェーンなどを改善して強靭なものにしなければならない。 要するに富国強兵なのだ。 富国強兵になってこそ、勇ましい発言が出来るのではないだろうか。 それが不足している現状では、中国様にたてつかない様に気を使って低姿勢でいなければならなくなってしまう。 ウイグルでの人権侵害について、日本の国会は去年からずっと、 対中国非難決議案を採択する事も出来ずにモタモタし続けている。 中国共産党の指令を受けている様にしか見えない公明党を始めとする親中勢力が、決議案をズタズタにした。 対中国のはずが、中国という言葉が削られ、 人権侵害は人権状況に書き換えられ、 非難という言葉が削られたボロボロの内容に書き換えられた挙句、採択されなかった。 今年に入ってもう一度採択されようとしているが、 採択しても殆ど意味の無いようなボロボロの決議案だ。 「対中国じゃない、非難じゃない、決議案」、、、 日本はこんな情けない国になってしまったのだ。 もう一度明治維新からやり直して富国強兵をしなくてはいけない。 日本の防衛費はGDPの2%という事になっている(誰がそんな事を決めたのか) 約5兆円だ。 高市さんは3倍にすることを主張している。 15兆円になれば世界第2位くらいになる(現在は9位くらい) 日本の有る位置はとても物騒な地域なのだ。 中国、北朝鮮、ロシアと隣り合っている。 さらに韓国は実質的に日本を仮想敵国に想定している。 こんな物騒な地域に有るのだから15兆円有ってもおかしくない。 さらに経済を強靭化すれば、世界に向かって正論を主張出来るのではないだろうか。 戦争をしない為の、外交を有利にするための、軍事力と経済力が必要だ。 なので、国民も昔の様に頑張って働かなくてはいけない。 自分に責任が及ばなければそれで良いだけのリーダーではなくて、 責任は俺がとる、と言って決断した、明治時代のリーダーたちを見習わなくてはいけないのではないか。 |
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