国際的な名誉回復を目指せ
学校でそう教えられるのでしょう。
それ自体間違ってはいません。正しい事です。
けれど、それだけではいかにも世界が狭すぎる。
戦争をしてはいけません、だけで済む訳ではない。
なぜ人類が何千年にもわたって戦争を繰り返して来たのか。
昔の人間はバカだったから、と思ってしまってはいけない。
昔の人間は今の人間よりも遥かに聡明だったのではないのか。
何故戦争を繰り返して来たのか。
いけない事だからやらない、では済まないのだ。
話し合いで解決、といっても、現実には無理な話だと思う。
数年前の「レーダー照射事件」を思い出して欲しい。
もう、何を言っても無駄、だったのではないのか。
話し合うという事がどんなに無力か、思い知らされたのではないのか。
だから戦争をしろ、という話ではない。
そこまで広げて考えるという話だ。
あるタレントが、先の大戦の時の兵士だった人に、相手を殺すという意識は有ったのか、
と、質問して大炎上した。
これが何故大炎上したのか解らないのは、「戦争はいけないことです」だけしか頭に無いからだろうと思う。
殺人と戦争をごっちゃにしてしまっている。
え？戦争って人を殺す事でしょ？というのは世界が狭いと思う。
そんな事ではない。
日本は昔、戦争をした。
だから昔の日本は悪い国だった、と教えられてそれを信じて、
そこで思考停止してしまっている。
どちらかが正しくてどちらかが悪いという話をしようというのではない。
それを言うなら両方悪い。それを言うなら両方正しい。
日本とアメリカ、どちらが先に戦争をしかけたのか、日本が真珠湾攻撃をしたのが事の発端ではない。
それ以前にアメリカが戦争を仕向けていた。
トルーマンという大統領についても少しは知識を仕入れて欲しい。
戦争というものは、軍人と軍人が戦う事だ。
一般市民には危害を加えないのが戦争だ。
じゃあ原爆は？東京大空襲は？
だからと言って、日本が正しいとかそんな話をしたい訳ではない。
「戦争はいけないことです、だからやらない様にしましょう」では済まないという話だ。
日本は昔悪い事をした、という思い込みは、
日本が負けたから日本＝悪とされたため。
勝った方が正義になり、負けたほうが悪とされるというだけの話。
どっちも悪いし、どっちも正しいのだ。
東京裁判というのはインチキで、裁判などではない。
これも勝者が敗者を勝手に悪と決めつけただけの事。
戦犯も国会で名誉回復されている。
Ａ級戦犯が靖国神社に合祀されてから、
昭和天皇が直接参拝しなくなったのは何故なのか、自分なりにしみじみ考えた事が有る。
自分は学者でもなんでもないが、自分なりに思った事はサンフランシスコ講和条約の事だ。
昭和天皇は、自分はどうなっても良いので国民を助けてくださいとアメリカに頼った。
皇室の全財産の目録をマッカーサーに差し出して懇願した。
食料を援助してもらった。
昭和天皇はアメリカにとても感謝していた。
サンフランシスコ講和条約で、日本は東京裁判の結果を受け入れた。
だからこそ、昭和天皇は靖国に参拝しなかったのではないのか？
表向きは東京裁判を受け入れたのだから、あれはインチキだったとは大きな声では言えない立場。
だからアメリカに遠慮して参拝しなくなったのではないだろうか。
けれど、東京裁判はどう考えてもインチキであって、後世に生きる我々の手で、
戦犯の名誉回復を国際的に認めてもらう努力をするべきではないだろうか。
日本は東京裁判の結果を受け入れて国際的に新しいスタートをした。
だからあれはインチキだったとは大きな声では言い辛い。
けれど、80年経ったのだし、公正な目で見ればあれはインチキだったのは明らかで、
バイアスがかからない公平な目で見れば同意も得られるのではないだろうか。
これから日本人がするべきことは、
ユナイテッドネイションズが日本の名誉回復を認める様にすること。
敵国条項を削除すること。
戦犯の名誉を回復する様に訴える事ではないだろうか。
戦争はいけないことです。
戦争をしてはいけません。
Ａ級戦犯は悪い人たちです。
という思い込みから脱して、もう少し広く考えてみるべきです。
そして、先人たちの名誉を国際的に回復する努力をするべきです。
そのためには少しは勉強もしなければなりません。
学校の教科書がひどすぎるのです。
