かわいひでとし日記
令和8年6月25日      ホンモノの強さ      サッカー日本代表
  
サッカーワールドカップが始まってから、とにかく何も手につかない。

試合の前日から興奮してしまってどうにもならない。

こんな自分だが、日本代表の試合は約30年見続けてきた。


28年前、日本がサッカーワールドカップに初出場した時、

サッカーの事はあまり良く解っていなかった。

いわゆる「ドーハの悲劇」からずっと代表の試合を見続けていたが、

なんか、この試合に勝つとワールドカップつうのに出られるらしいよ、

なんて感じだったものだ。

「ドーハの悲劇」などと言うが、今考えて見れば悲劇でもなんでもなく、

後半ロスタイムに失点するなど、サッカーでは良く有る事なのだった。

ワールドカップフランス大会に出場するにあたり、

監督の岡ちゃんの言葉に驚いた記憶が有る。

目標は?と聞かれ、「1勝1敗1引き分け」と岡ちゃんは言ったのだった。

え?目標でしょ?目標なら優勝じゃないの?と不思議に思ったものだった。

今でもはっきり覚えているのだが、初戦のアルゼンチン戦で、

名波がペナルティエリア前でトラップミスをしたのを、

バティスツゥータが見逃さずにさっと奪われてゴールされてしまった。

日本がワールドカップに出たところで、全然勝てないのだと思い知らされた。

その後、トルシエ、ジーコ、などを経てザッケローニが監督を務めた頃には、

日本もかなり強くはなっていた。

ジーコの時のワールドカップ、オーストラリア戦で9分間で3失点したのは忘れられない。

サッカーの試合は本当に恐ろしい。

ザッケローニの時のワールドカップは、

直前の親善試合でかなり良い所を見せてくれていたので期待していたのだが、

予選敗退に終わってしまった。

本当にワールドカップは厳しいものだ。

自分にとって日本代表の試合を見る事はイコール激怒する事でもあった。

なにやってんだよ、と怒る事ばかりだったのだった。


以前、川渕会長が2050年までにワールドカップで優勝する、という目標を掲げた時、

頭大丈夫ですか?と思ったものだったが、この1年でなにやら現実味を帯びてきている。

そして今、ポイチ(森保一)監督の日本代表の強さに心底驚いている。

自分だってまさか優勝までは出来ないだろうとは思うものの、

余程運がよかったりでもすれば有り得ない事では無いと思う様になってきた。

以前だったら日本がワールドカップで優勝する、などと言ったら鼻で笑われただろうが、

今ではもう、難しいけれど有り得ない事ではない、と思われる様になっている。


28年間見続けてきたあの弱い日本代表がどうしてこんなに強いのか、

ちょっと信じられないし、なんでこんなに上手いのか、本当に驚くばかりだ。

今回のワールドカップまでの1年くらい、本当に強くなっている。

ただ、自分としてはまだまだ信じられない気持ちが強く、試合を見る度に驚いて来た。

直前の親善試合でスコットランドとイングランドに勝利し、大会初戦のオランダ戦では、

2回リードされても2回追いつく強さを見せてくれた。

こりゃあホンモノだ。本当に強くなったし、どの試合でもこのレベルから下がる事が無い。

この強さの秘密は選手のスキルが高くなっている事は勿論、非常に良く働くチームだからだろう。

とにかく良く走る。

分かりやすい所で言うと、堂安(10番)の動きを見ると良く解る。

最前線でシュートを撃ったかと思うと今度は最終ラインで守備をしている。

こういう働き者の選手が11人も居るのだ、そりゃあ強い訳だ。

チュニジア戦では上田綺世(18番)の凄みを見せつけられた。

データ上では2ゴール1アシストなのだが、彼のポストプレーの迫力の凄さ、

そして、ゴールを狙う気迫には圧倒される。

そしてその2ゴールは物凄いものだったし、1アシストもびっくりする様なものだった。

今の日本代表はスター選手が居ない代わりに全員が物凄い選手ばかりだ。

中村敬斗(13)、佐野海舟(24)、鎌田大地(15)などが凄いのだけれど、

それ以外の選手もびっくりするほど凄い。

あまり出場機会が無い選手が出て来ても同じレベルで仕事をしてくれる。

そしてキーパーの鈴木彩艶(1)は日本のゴールキーパー史上最高だろう。

この、ホンモノの強さをもってすれば、ベスト4も夢ではないだろうと思う。

余程運が良ければ決勝に残ったとしても驚かないかもしれない。

三苫などの主力を欠いた状態でここまで出来るのは、誰が出てもみんなが良く働くからだ。

今まで日本代表の試合で、事前に「勝つだろう」などと思った事は殆ど無いのだけれど、

次のスウェーデン戦でもきっと勝ってくれるだろうと思える様になった。

そしてその次、ブラジルかモロッコという強敵と当たる事になりそうだが、

「勝てそうもない」などとは思わない。

どこが相手でもずっと同じレベルで試合が出来るのだ。

あとはシュートが入れば勝つだろうし、入らなければ負ける、というだけの事だ。

世界の強豪国と対等に試合が出来る、ホンモノの実力を持っている。

相手が強くでも相手に好きにさせない強い力も持っている。

シュートが入りさえすれば勝てる力を持っているのだ。

そのシュートだが、以前の日本代表とは比べ物にならないほどの決定力も持っている。

こうなってくると、ブラジルにも勝てそうな気がしてくる。

実際に去年の親善試合ではブラジルに2点ビハインドから逆転勝ちをしているのだ。

きっと勝てるだろうと思えて来るのだ。

ここまで強くなった日本代表の試合を見ないのは本当にもったいない。

結果がどうあれ、少なくとも対等に渡り合ってくれると思う。

明日のグループリーグの最終戦と、

ノックアウトステージでの第1戦には大いに期待したいと思う。

注目選手は?というと、そりゃあもう全員だ。

とにかく勤勉な選手たち。ここまでやられたら相手も困るだろう。

とにかくシュートを決めて一つずつ勝って行って欲しいと思う。

明日はグループリーグ第3戦、スウェーデンとの試合だ。

かならず互角以上の戦いをしてくれるはずで、

あとはシュートが入る事を祈るばかりだ。

仕事などしている場合ではない。


ただし、ワールドカップはそんなに甘いものではない。

負ける覚悟も出来ている。

でもきっと少なくともあと2戦、勝ってくれると信じている。












ワールドカップのおもひで 

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