![]() |
令和7年1月21日 ボーダーライン 心が業績を生む |
おせんべいなどを作っている亀田製菓。 ここのCEOがいつのまにかインド人(元インド人で日本に帰化している)で、 その人が「日本はもっと移民を受け入れるべきだ」などと言ったと報じられ、 早速反発が広がり、SNSでは不買運動が起こったりしている。 そして、米どころ新潟のおいしいおせんべい、だと思っていたのに、 いつのまにか中国産のコメを使って中国で作っていると報じられ、 さらに反発が広がった。 亀田製菓の株価は下降線をたどっている。 自分も本当に正直な気持ちとしては 「じょーだんじゃねーよ、新潟のせんべいだと思っていたのに中国で作ってインド人が社長って、やってらんねーよ、もう買わねぇ」 という感じだ。 さて、これはどう思ったら良いのだろうか。 そんな狭い心は良く無い、もっと世界に開かれた国にして、それに慣れるべきだ、 と言われたらなんと言って反論すれば良いのだろうか。 この2000年ずっと日本には殆ど日本人しか住んでいなかった特殊な国だ。 だからこそ物を置きっぱなしにしても盗まれないとか、 他人を信用したり、お互いに尊重し合ったり、 人に親切にすれば相手からもそうして貰えたり、 とても平穏に暮らせるからこそみんなの心も穏やかで、 争いごとが少ない国なのだ。 こういう日本の特徴、日本の文化を守りたいと思う。 けれど鎖国している訳にもいかず、外国ともお付き合いしなければならない。 そうであれば外国人を受け入れたりする必要も出て来る。 外国人とは文化も風習も価値観も違う。 その点はお互い認め合う必要も有るだろう。 外国人を排斥するのは良くないのだ。 けれど、これだけは譲れない、という一線というものも有る。 外国とはお付き合いをしないといけないけれど、文化の違いなどで、 どうしても譲れないボーダーラインはどこなのか、 それをはっきりさせておく必要が有る。 ボーダーラインをはっきりと、具体的に考えておく必要が有るのだ。 会社の社長が外国人であっても、それだけを理由に嫌うのは良く無いだろう。 だから亀田製菓の社長がインド人でも、文句を言う筋合いは無いのだ。 だが、新潟のおいしいお米で作ったせんべい、というのは譲りたくない。 自分はせんべいには結構拘りが有って、せんべいを買う時はいつも、 裏側を読んで「新潟」と書いて有れば買うし、「草加」とか書いて有ると買わないのだ。 新潟と書いて有るおせんべいは、歯触りが決定的に違うのだ。 だから新潟には拘りたい気持ちが強い。 でも、もし中国産の米を使って中国で製造したとしても、 おいしくて歯触りも良く出来ているのであれば別にいいじゃないか、 と考える事も出来る。(中国産で実際においしく作れるかはちょっと疑問) 亀田製菓のせんべいで、好きだったものはいくつか有る。 ソフトサラダ、ハッピーターン、だし塩が決め手の手塩屋、 サラダうす焼き、つまみ種、柿の種、などだ。 つまみ種を時々買うのだけれど、最近、煮干しが入って居ないんだな、と思った事が有る。 それから、柿の種の歯触りがなんだかイマイチだな、と思った事が有る。 でも、ソフトサラダは今までと違いが判らなかったが、 良く見て見るとソフトサラダはまだ新潟で作っているのだった。 亀田製菓の製品にも、まだ国産のものと中国産のものと混在しているので、 買う時には良く確かめようと思う。 外国人の社長が日本の会社に乗り込んで来て、強力に合理化をするという事は時々有る。 日産自動車などもそうだったが、 日産のクルマと言えば以前は特別な良さが有るクルマがたくさん有ったメーカーだ。 ダットサンから始まって、スカイラインやフェアレディZとか、 憧れのクルマだったものだ。 それが今ではなんだか良く解らないメーカーになってしまって、 ルノーと組んだりしたがイマイチぱっとしないままだった。 そして今度はホンダと合併する様だ。 家電などのシャープもだいぶ前からもう、日本のメーカーではなくなってしまった。 本当に寂しい気分だ。 こう言う事は要するに、日本人のサラリーマン社長や経営陣の能力不足の結果なのではないだろうか。 日本人としてここだけは譲れない、というボーダーラインを はっきり持っていないからこういうことになってしまうのではないだろうか。 「日本の心」などどうでも良く、業績を上げればそれで良い人が経営する様になったのは、 日本人経営者の力不足なのだとつくづく思うのだ。 グローバルな世界なのだから日本語など廃止して英語にすりゃあええやん、とか、 企業は利潤追求なのだから「心」とか言ってないでどんどん合理化すればいい、とか、 誰がやっても同じになるように仕事を簡素化して、どんどん移民を入れればええやん、 別に日本人じゃなくても誰でも良い、日本文化なんて無意味だ、 などと言う人が増えて、だんだんそういう方向に向かいつつあるけれど、 それをやっちゃあおしまいだ、と思うのだ。 仕事に愛着を持ってやりがいを感じる事で責任感も意欲も生まれて良い仕事が出来るのだ。 人材派遣会社だけが儲かる非正規雇用などやっていないで、 昔の終身雇用の良い部分をもっと生かすべきなのではないだろうか。 昔、日本が高度経済成長が出来たのは、日本が日本の心をまだ持っていたからこそだと思うのだ。 だから、別に社長が外国人でも良いけれど、日本の心を大事にしてくれる外国人でなければいけないのだ。 今後、日本も「移民」について真剣に考えて対応する必要が出て来る。 一神教の原理主義者で他の神は一切認めず、神社を破壊する様な人は受け入れられないし、 あまりにも文化が違い過ぎて共生が難しい人も一線を引くべきではないだろうか。 最近日本国内で外国人による犯罪が余りにも多い。 移民は受け入れる。けれど、質と量は厳格に守る、 というはっきりした方針を今作らなければ、日本が日本ではなくなり、 めちゃくちゃになってしまうと思う。 ボーダーラインをはっきりさせておく検討が必要だ。 その為に必要な事は、日本人が日本文化を正しく学ぶ事だ。 戦後の自虐教育によって、日本人が日本の文化や歴史を知らなすぎるのだ。 受験勉強で選別されてしまい、本当の教養を持った指導者、経営者が居なくなり、 民間会社もみんな役所化してしまっている。 日本という国に関する教養が高ければ、ボーダーラインをはっきりさせる事が出来ると思う。 日本にもトランプの様なリーダーが必要だと痛感する。Make Japan Great Againだ。 今、政府や財界がやろうとしている移民政策は端的に言って「野放図」と言える。 その場しのぎで、当面の労働者が得られればそれで良いのだ。 それによって起こる社会的なデメリットには一切関心が無い。 ヨーロッパでは移民を入れて労働をさせた為に国がめちゃめちゃになってしまった。 そんな事知ったこっちゃない、という無教養なやりかたをして良い訳が無い。 きちんとボーダーラインを決めて、広い視野で考えて欲しいものだ。 とりあえずその場だけ、とりあえず自分だけ儲かればそれで良いという無責任な 政治家や経営者は社会にとって大きな害悪だ。 さて、新潟のメーカーは亀田製菓だけではない。 三幸製菓(雪の宿など)、岩塚製菓(味しらべなど)、栗山米菓(ばかうけなど)などだ。 おせんべいではないけれど、ブルボン(バームロールなど)という会社も新潟に有る。 これらのメーカーも、とってもおいしいです。 ![]() ![]() 根強い人種差別 日本人として必要な事 迷惑外国人騒動 日本人の責任 迷惑なグローバリスト 保守への回帰を願う ポリティカルコレクトネス ウォークキャピタリズムに流される |
コメントなどはツイッターやメールでお願いします
ツイート |