かわいひでとし日記
令和7年1月19日      根強い人種差別      日本人として必要な事
  
ちょっと不快なニュースが流れてきた。

アメリカの鉄鋼会社クリーブランド・クリフスのCEOゴンカルベス氏の発言だ。

この動画を途中まででも良いので見て、彼の発言を聞いて欲しい。

https://www.youtube.com/watch?v=HziTfT6zNHA



日本を今でも「ジャップ」だと思っている典型的な発言だ。

これに対して日本人が怒るのは当然としても、

こういう考え方が有る事を一応知っておいたほうが良いと思う。

まあ、簡単に言うとこういう事だ。

アメリカは偉大であり、世界一なのだ。

それに対してアジアの小国でアメリカより文明も技術も知能も劣っているアジア人が

生意気な事を言うのはガマン出来ない。

身の程を知れ。

という感じだ。

こういう感覚を持っている人は今でもたくさん居ると思う。

日本から見れば、アメリカが原爆を落としたのは明確な戦争犯罪だが、

彼らから見れば、邪悪なジャップを屈服させるための正義の行いだった、

という事だろう。

実際にアメリカでは原爆は戦争を終わらせるために必要だった事だと教えられてきた。

最近になって徐々にその考えから脱却する人も増えては居るが、まだまだなのだろう。

そういえば、迷惑系ユーチューバーのジョニー・ソマリという人物が問題になった事が有ったが、

彼が日本の電車の中で日本人に対して、また原爆をおとしてやろうか?

という様な事を言っていたのも、アメリカ人の多くの認識なのだろうと思う。


日本という国が世界でも人気の有る国になっているのは確かだけれど、

その一方でまだまだ「ジャップ」だと思っている人も多く居るという事だ。

彼らの頭の中ではアジア人というものは自分達よりも劣っているという前提なのだ。

アメリカ人の婦人が「日本人は何故英語を話さないのか」と

真顔で不思議がっている所を見た事が有るが、そういうものなのだろう。

全てにおいて、彼らは自分達が標準であり、

自分達と違う者は劣っているものだと認識しているのだ。

これはこの数百年の歴史で、彼ら欧米人が世界を支配したという経緯から、

自然とそういう認識になってしまっているのは致し方ないとも思える。

日本人が気軽に海外に行って、仲良くしてもらえるのが当然だと思っているのはちょっと危険な事だと思う。

なんだかんだ言ってもまだまだ根強く人種差別的な感覚は残っているのだと思う。

ちょっと決めつけ過ぎでステレオタイプではあるが、

未だに「ジャップ」だと思っているアメリカ人はだいたい、

南部の州の人でカウボーイハットを被っている様なおじさん、というイメージは有る。

実はこれ、トランプ氏もかつてはその部類だった様だ。

日本はずるい、アメリカが一方的に日本を守るなど不公平だ、という感覚の発言をしていた。

けれど、それを修正してくれたのが安倍さんだった。

今でもトランプ氏は日本について、世界最古の国、などという表現を使って、

日本へのリスペクトを示す事が有る。

これは安倍さんの教育の成果だろう。

また、天皇皇后両陛下に会ってから、トランプ夫妻は天皇に対してかなり好意的になった。

メラニア婦人も皇后陛下には非常に好意と尊敬の念を持ってくれている。

メラニアさんは移民で、英語があまり得意ではないと言われ、

どちらかというとドイツ語のほうが得意なのだそうだ。

天皇皇后と会った時に、皇后陛下がドイツ語で話をしてくれたりして、

すっかりファンになったのだと言う。

元々、アメリカの大統領が日本の天皇に深々とお辞儀をするなど、とんでもない、

という感覚が有ったのだけれど、安倍さんの教育と天皇皇后両陛下の素晴らしさによって、

トランプさんもきちんとお辞儀をしてくれる様になった。

今上両陛下はどちらもオックスフォード留学などを経験し、

皇后陛下は外交官という経歴が有り、英語、フランス語、ドイツ語などを操る。

これは本当に有りがたい事だ。


現在世界には熱烈な日本ファンの人達が存在する。

アニメやマンガ、その他の日本文化に心酔したり、

大谷翔平を見てファンになったりした様な人達だ。

けれどやっぱり今でも「ジャップ」と思っている人も根強く存在している。

日本人はその事をきちんと認識しておいたほうが良いと思う。

そして、こういう人種差別的な感覚を払拭するのは、どうしても人の力なのだろう。

大谷翔平の様にアメリカ人からも尊敬される様な人間性が唯一の武器だろうと思う。

彼らから尊敬される日本人は、すぐ思いつく人だけでも何人も居る。

黒澤明、三船敏郎などが代表だろう。

そこに最近、ゴジラマイナスワンの山崎貴監督や「SHOUGUN」の真田広之も加わった様だ。

欧米人に認められる最大の武器はやはり聡明で誠実な人間性や、

ものごとをきちんと考える緻密さや技術などだろうと思う。

なにしろ、彼らが日本に来て驚く事が、

電車が時間通りに来る、だの、道にゴミが落ちていない、なのだから。

そんな当たり前の事も出来ないで、そんな当たり前の事に驚くのだから、

こっちが驚いてしまう。

日本人である自分から見ると、欧米人、特にアメリカ人は、テキトウで、だらしがなく、

大雑把で、なんと文化程度が低い奴らなのだろう、と思う事がしばしば有る。

昔の人が「南蛮人」と呼んだ感覚も良く理解できる。

であればお互い様という事だし、我々は聡明で誠実な、

相手に媚びない人間として彼らと接しなくてはいけない、という事だろう。

若者よ、英語を上達させる事も大事だろうが、それ以上に日本人としての人間性を磨き、

日本文化を深く理解しておきましょう。

英語が得意な人ほど日本文化の熟知が必須だと強く思います。




欧米出羽守

南蛮渡来の人々

流される人々

欧米のマネをしたがる人々      道徳を壊して社会が疲弊する

上から目線の欧米人に文句を言う

バカにされる日本      お人好しで穏便な人達

原爆は何の為だったのか      あの戦争に対する認識




コメントなどはツイッターやメールでお願いします



@kawaihidetoshi をフォロー

 

日記のトップへ戻る

かわいひでとしホームページ

 

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 倫理・道徳へ
にほんブログ村