かわいひでとし日記
令和4年5月16日      お役人さま      やらない理由
  
お役人にも色々有るし、ものすごく働いている人や有能な人もたくさん居ます。

毎日遅くまで残業してくれている人達も居ます。

民間の良い所と比べれば給料も安いのに頑張ってくれる人達が居る。

でも、そうでない人で色々気になるところが有ります。

その一つに、できないことを自慢げに話すというのが有ります。

もっとこうして欲しい、こうしろ、ああしろ、という声に対して、

それは法的にはこうだから出来ないのですよ、と言う。

言うのはいいが、それをなんだか自慢げに言うのが気になる。

なんもわからんシロウトが何を言ってやがる、そんな簡単じゃないんだよ、

下々の者は黙っておれ、こうだと決まっているんだから出来ないのを知らないのか、

と、なんだか出来ない事を自慢げに話すという感じがする。


中国海警が我が物顔で尖閣に来ている現状。

海保の船を軍艦に近いものにしなければもう追いつかないのではないか、

という様な意見が有る。

海自の引退した護衛艦を白く塗って海保で使えばいいじゃん、という声が有る。

ガスタービンエンジンだから速力も出る、装甲が厚い、武器の威力が高い、など、

かなり有効なものになる。

すると、それはねぇ、出来ないんですよ。

海保と海自ではそもそもエンジンが違う。

などなど、できない理由を自慢げに言うのはなんなのだろうか。

出来るようにすりゃーいいじゃねーか、と思う。

海自と海保がメンテナンスなどを共同にする様にしていく、とか、

そっちの方向には一切無関心で、出来ない理由を自慢げに話す。

そんな感じで、大臣に説明する官僚も出来ない理由で言いくるめて、

やりたくない政策をやらせない様にしているのも良く感じる。

識者が政治の非効率などを指摘しても、そうやって回避してしまっているのではないか。

大臣も知識が無いものだから官僚の言いなりになってしまう。


こういう役人の、目的よりもその手前に有る決まり事(法やら慣習やら前例やら!)

のほうが上位だと思っている様なところが気に食わない。

するべき目的があれば、そのために法でも前例でも直していく様に働きかける、という発想が無い様に思える。

こういうところが有能な官僚と木っ端役人の差ではなかろうか。

こういう役人体質を見ているとすぐ連想するのが大東亜戦争の時の「役人的軍人」たちだ。

建て前を優先する、メンツを優先する、目的は二の次。

そんな事をしたら天下りしにくくなる、とか、役所の影響力が落ちてしまうとか、

そんな理由で何かをやらない人たち。

自分たちは偉いんだと思いすぎなのではないのか。




官僚という名の両班

何を守るためなのか

役人が決めること

官僚という病


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