よく、「これで人生終わりだ」とか言う事が有る。
けれど、人生は死ななきゃ終わらない。
例えば事業に失敗して一文無しになり、
さらに病気を得て身体が利かなくなってしまったとしても、
それで生活保護を受ける生活になったとしても、
或いはフットボールに青春をかけていた選手が
怪我で選手生命を終わりにしなければならなくなっても、
強盗に撃たれて記憶喪失になり、仕事が出来なくなったとしても、
それは新しいページが始まるというだけで、人生が終わる訳ではない。
人間は慣れる生き物だ。新しい生活にもじきに慣れる。
この映画は一見全てを失ってしまった様に見える男が、新しいページを開くまでの物語。
正直言って、脚本はそれほど良いとは思わなかったけれど、
まあ、この映画を観て色々考えて見るのも良いだろう。
絶望している人は覚えておいたほうが良い。「人生は死ななきゃ終わらない」と。
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