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実は自分は若い頃、人間のセックスについてあれこれ考え、色々な話を聞いたり、 自分でやったりした経験が有る。 娼婦(娼夫)の話を色々聞いた。 この映画を見て、これは実話を元にしていると感じた。 娼婦(娼夫)は身体を売っているのではない。 時間や幸せを売っている、という言い分は、売春が違法で有る事の言い訳で言っている訳ではない、と思う。 そもそもセックスとは何かというと、生物学的には子孫を残す為の生殖行為だけれど、 人間のセックスはもっと幅が広い。 例えばおしっこをしているところを見て貰いたい、とか、首を絞めて貰いたいとか、 身体を傷つけて貰いたいとか、実に幅が広い。 昼間の世界に住む人は、愛情の無いセックスなんて汚い、と言うけれど、 欲望や性欲や愛情は、実はもっともっと幅が広いものだ。 娼婦(娼夫)たちはそれなりのプライドを持っている。 その区切られた時間の中では確かに幸せを売っているのだと思う。 この映画は随分出来が良い映画だと思う。 演技の良し悪しは別として、セリフが嘘くさくない。 昼間の世界のみなさん、たまにはこういう映画もどうでしょうか。 予告編 https://eiga.com/movie/88008/ |
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