かわいひでとし日記
令和4年12月1日      日本も巡航ミサイルを持つ      防衛力の必要性
  
軍事について、まじめに考えるべきです。

今の日本人はあまりにも避けて通り過ぎている。



「国家安全保障戦略」「防衛計画の大綱」「中期防衛力整備計画」、

国の防衛方針を示す為の防衛三文書、と言われる。

これを今年中にまとめることになっている。

これらの内容が徐々に明らかになって来ている。

まず、トマホークを500発購入すること、

これは国産のミサイルが完成するまでのつなぎの様だ。

そして国産のミサイルについても、極超音速誘導弾、高速滑空弾などが計画される。

実に頼もしいのだけれど、完成が2028年とか2030年となっているのが気になる。

まあ、今からやるならそうなってしまうのだろうが、

台湾有事は2023年から2027年の間だと言われているので遅すぎる。


日本もやっと巡航ミサイルを持つ事になる。

今のこの世界情勢で、今まで全く持っていなかった事が驚きだ。


このような強力な防衛力を持つとどんな良い事が有るのかというと、

まず第一は抑止力。

俺に手を出したら3倍返しするぞ、という形を作っておくことで、

相手に手出しを躊躇させるということ。

この軍事バランスが有るからこそ平和が保たれる。


しかし、考えてみると壮大なお金の無駄ではある。

使わないのに持っておく、という事だからだ。

けれど、持っていないと手出しをされてしまうのだ。仕方が無い。


軍事力を高めるよりも話し合いで解決を、という事を言う人が居るが、

そんな事が出来る世界なら誰も苦労はしないし、

話し合いで解決しようとするのは当たり前の事だ。

軍事力はその話し合いをする外交の為の補完でも有る。

弱っちい相手が何を言ってもノーと言ってくる。

強い相手に言われれば無下にノーとは言いにくくなる。

話し合いが破綻しても、相手が強ければ軍事力で解決する選択肢をとりにくくなる。


フィリピンから米軍が撤退したとたんに中国が手を出した。

平和憲法を作って軍備を縮小したとたんに侵略された国はたくさん有る。

チベットも東トルキスタンもウクライナもみんなそうだ。


だからこそ、使いたくはないが持っておく必要が有る。


敵基地攻撃能力、とか、反撃能力、と言っているのは何の為か。

昔の戦争と違って今はミサイルが有る。

極超音速ミサイルを撃たれたら撃ち落とせない。

一度に多数のミサイルを打つ飽和攻撃をされたら防ぎきれない。

だから日本に着弾して死者が出る前に、相手のミサイル基地を攻撃する。

安易に「専守防衛」と言っても、それは本土決戦を意味してしまう。

自国の領土が戦場になり国民が死ぬのを避けるには敵基地攻撃しかない。

その為のミサイルを持っておく、という事は大事な事だ。

さらに日本は偵察衛星を50基体制にする計画だと言う。

現在約10の偵察衛星を持っているが、50基にすると24時間同じ場所を監視できるようになる。

ミサイル発射台を監視できる事は重要な事だ。

この監視体制が無ければ敵基地攻撃も何も出来ない。



軍備を増強すると緊張を高める、という人が居る。

まずそれは中国に言ってもらいたい。

そして、軍備を増強するからこそ相手が手出ししにくくなる、というのが世界の掟だ。

相手が弱いと見ればすぐ手を出して来るのだ。


軍事の話をすると「戦争をしたがっているネトウヨ」とか言ってしまうバカな事はやめて、

きちんと軍備について考える必要が有る。


中国が領土的野心を持った専制国家である限りは必要な事だ。

中国共産党が崩壊して、西側と同じ様な民主国家になれば、

その時は平和憲法を持って軍備を縮小して、そのお金を福祉に回す、

という事にも賛成する。

それまでは、使いたくはないけど持っておく、という事が必要だ。

状況によっては日本も核武装するのも選択肢として除外するべきではない。

「日本は唯一の被爆国」だと言うが、だから何なのだ。

被爆国だから相手が攻撃をしないでくれるのだろうか。

唯一の被爆国だから核は持たない、というのは一体どういう論理なのだろうか。

単なる情緒でしかない。

現実的に考えて必要な防衛力は持つべきだ。


戦争をしたい訳ではないけれど、きちんと考えて準備しておく、

というのはまともな大人として当たり前の事だ。

「反撃能力」保有へ、長射程ミサイル同時開発を検討…極超音速など10種類以上
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20221130-OYT1T50278/





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