かわいひでとし日記


 

令和元年10月30日    ラッキー!    人の道を外れるなかれ

 

正直言って、というか、心の底ではというか、

この資本主義経済社会というものにはうんざりしている。

道徳よりも金が優先してしまう。

正義よりも売り上げが優先してしまう。


だいぶ、何年も前から良く思っていたのだけれど、

商売をする時に、誠実さが足りなすぎるのではないだろうか。

でっかい字でメリットだけを大書きし、デメリットを虫眼鏡で見ないとわからないような細かい字で書く広告は、

もう何年も前から批判もされているが、それが当たり前のことのように行われている。

それはちょっとまずいんじゃないか、道徳的にどうなのよ、という事を考慮して商売をしてもらえないものだろうか。

それが当たり前みたいになってしまっているので、個人のレベルでもそういう事が当たり前だと思われているように感じる。

財布を拾って、誰も見ていないからネコババしてしまうのも同じ事だと思う。

これは道徳的にどうなのよ、と思わずに、ラッキーだと思ってしまう。

しまいには、落とすほうが悪いなどと言い始める。

商売する人間は、先着順であったり、ラッキーな人限定であったり、人を押しのけて来た人だけであったり、

要領が良い人だけが得られる、であったり、ずるい人だけが得をする、であったりするような商売をしないでほしいと思う。

商売する人は、これは国民への教育上よろしくない、と、考え直して自重してもらいたいと思うのだ。


衣料品の中古をオークションする有名企業が有るけれど、あそこに載っている写真はほとんど平置きの写真だったりする。

衣料品を平置きで撮影して売ってしまう感覚がどうかしていると思う。

商売になればなんでも良いようなやり方は本当にがっかりする。

別に批判は受けていなければそのままで良いと思ってやっている人たちは、どんな神経をしているのだろうと思う。


通販最大手のサイトでも、まともに商品説明がされないまま物が販売されている。

実物を並べて実店舗で売っているのではないのだから、詳しく説明しなければまずいだろうと思わない感覚が不思議だ。

そういうふうに、ろくな商品説明をしない、言いたい事だけを大書きする、

売ってしまったものには関心が無く、アフターサービスなどやる気が無い、

顧客のフォローも、手間がかかりすぎるという理由でやらなくて良いと思っている。


大手の企業から個人にいたるまで、特に批判されないのなら何しても良いと思っているし、

面倒なことはしなくても良いと思ってしまっている。



商売をするというのは、リピーターを得るというのは、もっと大変な事だったはずではなかったのだろうか。



なので、みなさん、「ラッキー!」と思う事が有ったら、

これは人として間違っていないのかどうか、立ち止まって良く考えてみてくださいな。

別にラッキーでもなんでもなく、ただ単にずるいことをしてしまったのではないのか、考えてみてください、

お釣りを多く貰ってしまったら、間違っていますよ、と言って返しましょうや。

物を売る時は誠実に、分かりやすく説明しましょう。

人の善意を受けてそれをオークションで売ったりするにはやめましょう。

「ラッキー!」と思う事が有ったら、ちょっと考えてみましょう。


と、ほんとにほんとに思うのでありました。

 

 

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