2015.11.11 うるさい人々
他人に厳しい人々
なんでこう、いちいちうるさいんだろう、
人に文句を言えば言うほど、自分も息苦しい世の中になって行くような気がするんだけど、
と思う事が良く有る昨今、
番組タイトルを見て、録画予約をしたのでした。
NHK 特報首都圏
「過剰反応社会 どこまで配慮しますか」
http://www.nhk.or.jp/tokuho/program/151106.html
ジャポニカ学習帳の表紙の昆虫が気持ち悪いとクレーム
モデル募集で、色白でスタイルの良い人、という条件を差別だと批判
塾の勉強が忙しいので夏休みの宿題を減らせとクレーム
学芸会で自分の子供が主役でなければ欠席させるとクレーム
桃太郎が16人出てくる劇になった
家族旅行でもう行ったので修学旅行の行く先を変えろとクレーム
遅刻しないように先生が迎えに来てくれとクレーム
大学受験に失敗したのは学校のせいだから授業料を返せとクレーム
サルの名前に英国王女の名前をつけるとは、とクレーム
「専門家」の話。
昆虫が嫌いな人もいれば、好きな人も居る。
嫌いな人も居る、というだけでやめていたら、表現の幅が無くなる。
衝動がむきだし。
ネットで苦情のチャンネルが増えた、敷居が低くなった。
カッとなった時に衝動的に、スマホでその場で書いてしまう。
個人のわがまま 自己中心的。
気に入らないやつは排除してしまおうと思う
過剰反応を、クレームを受ける側が、過剰に対応することによって増幅させている。
簡単にクレームを言える、自己効力感。
クレームを言うと簡単に相手が言うことを聞いてくれる、自己誇大感。
番組の中で言っていたのだけれど、
小学生に向かって、
「ポテトですね?いっしょにお飲物はいかがですか?」
と言っている店員を見てあきれた、と。
昔だったら、
「ガキが来て買い物する様な所じゃないんだ、帰れ帰れ」
って言われたのに、って。
ほんとにねぇ、、、。
いつだったかネットで読んだニュースで、こんなのが有りました。
イタリアのお店に、旭日旗のデザインの品物が有って、
それに韓国人が文句を言ったのだそうです。
そしたら、その店主さん、気に入らなければもう来るな!、
と言って相手にしなかった、とのこと。
店側がお客を叱りつける、というのは普通に有って良いと思うんですよね、、、。
というか、店よりお客のほうが偉いという店など、どこにも無いと思うんです。
お客というのは、店のルールに従わなければならないんで、
それがいやなら「もう来ないでくれ」と言われるだけなんじゃないんでしょうか、、、。
番組では、クレームを受ける側として、
当事者の話は聞くが、野次馬の話は聞かない。
100パーセント相手を納得させようとしない。
やると相手の言いなりになるしかない。
という事を言っていました。
というか、商売というものが、人間をどんどん我儘に育てている、と思う事が良
く有ります。
「無料」という文字で釣ったりするのも、タダで貰えると思ってしまう人間を作っ
てしまっていると思います。
タダでくれる訳はない、という、当たり前の事も解らなくなってしまっていいん
でしょうか。
商売をやる上で、お客を「教育」する必要すら感じるのです、、、。
これは本当に強く感じるんです。
ずるい商売をして、ずるい事をするのが当たり前だと思う人間を増やしてしまっ
ている様な気がしてならない。
ちょっと、なんとかせんといかんと思うけれど、
モンスタークレーマーみたいな人って、ほんの一部の人なんだよね。
「ネットが炎上」とか言うけれど、書き込んでいる人数を数えてみれば、
実数は何人でもないんでしょうに、、、。
実は自分にも経験が有ります。
クレーマーみたいな人から電話が有り、話を聞くと、我儘放題だったので、
これはもう、お客と思わない方が良いと感じたのでした。
なので、その瞬間から、敬語を使うのをやめて話をしました。
そしたら、なんでお客に敬語を使わないのか、というので(笑)、
ここでよそよそしく敬語を使ったら、余計カチンと来るんじゃないの?
と言ったら、相手も納得していました。
そういう事って、有りますよね。
変に敬語で、申し訳ございませんが、どうのこうのでございまして、
お受け致しかねます、とかなんとか言われるとカチンと来ますよね。
タテマエだけしか言わない様な話し方って、誠実さを感じませんよねぇ、、。
それだったら、「うーん、言いたい事は解るんだけど、そうもいかないんだよ~」的な、
腹を割った話し方をしてくれたほうが、カチンと来ないと思います。
ざっくばらんに話をしたほうが誠実に話が出来ると思いますねぇ。
これは面倒な奴だ、と思ったら、
ぱっと、「腹を割って話すモード」になっちゃうのは、
意外と有効なんじゃないでしょうか。
お客様は神様ではない
自分で自分の首を絞める人々
サルのなまえ
ツイート |
@kawaihidetoshi をフォロー
フォローしてね、一緒に考えましょう