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| 令和8年7月21日. 部活という文化 日本の学校の良いところ |
| 自分は運動が苦手な子だった。 けれど小学生の時に、学校の横に有る坂道でランニングするのを先生が推奨していて、 良く走ったものだった。 自分にはこれが向いていると思った。 卓球とかテニスとか、小さいボールを扱うスポーツだと、運動神経が鈍くてどうも苦手で、 ただ走るだけなら自分でも出来ると思ったのだった。 中学校に入学したとき、「部活動」というものが有ると聞いて、 さて、何処に入ろうか考えた。 ブラスバンド部がいいなあ、と思ったのだけれど、 結局バスケット部に入部したのだった。 それは、運動をしたほうが良いだろうと思ったからだった。 結局それは、小学校の時に走っていたからだと思う。 バスケット部に入部してみると、なんと1年生が100人も居たのだった。 100人!1年生だけで! 昔の学校は人数が多かった、、、。 けれどバスケ部は練習がキツくて、真夏の体育館の暑さも過酷で、 どんどん部員が辞めて行った。 因みに自分の頃は昔なので、運動中は水を飲んではいけない、 的な時代だったのを覚えている。 3年生になった時、バスケ部の部員は男子は全部で5名だけになっていた。 試合をしてもメンバー交代が出来ないのだ。 練習も女子相手に練習をしていた。 なので、試合に勝った事が無かった、、、。 けれど、最後の5人になるまで良く頑張ったわけだ。 そのおかげで、体育の授業とか運動会とかの1500m走などで、 必ず1位か2位になっていて、2位以下になった事が無かった。 運動神経が鈍くても持久力は良かったのだった。 苦手だった体育の授業も苦にならなくなった。 けれど、運動神経が鈍くて鉄棒は全然出来なかったが、 それでも練習しようという意欲を持つ様になったものだ。 昼休みに毎日1人で鉄棒の練習をしたりした。 それを職員室から体育の先生が見ていたのだろうと思う。 1年生の時、体育の通信簿は2だったのだけれど、3年の3学期には4をつけてもらった。 そして、卒業式の日、体育の先生が、おまえ、良く頑張ったな、 と涙を流してくれたのを良く覚えている。 小さい子供の頃はおとなしくて内向的な子だったのだけれど、 運動をする事によって少しは明るくて積極的になれたと思う。 そしてさらに、運動をする、という事を恐れなくなったのも大きい。 30歳頃に筋トレを始めた。 これも結局はバスケット部で運動をしていたからこそ、やろうと思えたのだと思う。 近所の区立のトレーニングルームに行っていたのだが、 設備がしょぼいので東京体育館まで通う事にした。 東京体育館でトレーニングをしていたら館内放送で、 「これからエアロビクスを行います、参加する方は〇〇まで集まってください」 エアロビクスってなに?と思った。 しかし若さというのは素晴らしいもので、 なんだか分からないのに参加しようと思ったのだった。 やってみて、物凄く驚いたのを鮮明に覚えている。 これ、すごいいい運動になるじゃんか、エアロビクスってすげーな、 と思ったのだ。 そこで友達にエアロビクスやるにはどうしたらいいのか聞いてみると、 ティップネス行けばいいじゃん、と言われたので早速入会したのだった。 それから来る日も来る日も、毎日毎日、1週間に7日ティップに通う事になった。 1週間に10本以上のエアロを受けた。 昔のエアロビクスは今みたいにダンスみたいな事はやらす、 かなり激しい運動で、たくさん走ったり跳んだりするものだった。 そして、エアロをやるのが楽しくて仕方が無く、 さらにクタクタに疲れるのが楽しくて仕方が無いのだった。 やっているうちに、競技エアロビクスも好きになった。 エアロビクスの大会に出まくった。 当時は非常にたくさんの大会が有り、毎月どこかで開かれていた。 なのでしょっちゅう新幹線に乗って大会に出に行っていたのだった。 当時のエアロビクスはとても運動強度が高いものだったが、 競技エアロビクスはさらに高強度な内容だった。 大会の予選では出場者全員がフロアで一斉に動く。 これが物凄くキツい内容なのだ。 競技会では必ずハイキックが入る。 ハイキックは物凄く体力を消耗する。 そのハイキックがたくさん入る予選は、自分の汗で床に水溜りが出来るほどだった。 当時の大会の予選はこんな感じです。 それはそれは恐ろしいほどの運動強度です。 20分程度の動画ですので、ぜひじっくり見てみてください。 https://www.youtube.com/watch?v=XpPcZKntgn8 そんな訳で、30代40代の頃の自分は化け物のような体力を持っていた。 本当に、今思うとびっくりする位の体力だった。 そんな訳で、70歳になる今でもエアロビクスのインストラクターをやっている。 自分が昔やっていた、たくさん走るキツい内容のエアロビクスだ。 もう自分は最初から最後まで動き続けるほどの体力は無くなっているが、 それでも70歳でここまで動ける人はなかなか居るものではない。 子供だった頃、内向的で消極的だったのに、運動を経験した事で、 随分と積極的な人間になれたとつくづく思う。 さて、今、中学校の部活動を縮小する方向での検討がなされている様だ。 これは部活動が無くなる、という訳では無く、 休日の活動を地域クラブへ段階的に移行するという事の様だ。 また、学校の先生が無償で部活動の指導をする事が縮小、見直しになるのだという。 考えて見ると、自分達がやっていた部活というものは、 顧問の先生の情熱で支えられていた様に思う。 先生が怖いからキツい練習もガマンしてやる、という感じも有った。 ただそれは、人権蹂躙みたいな話ではなく、何かを会得するには厳しい訓練が必要であり、 その為には半ば強制的にやらされるという事が無いと結局は続かないという部分も有ると思うのだ。 これは運動だけではない。 例えばプロのピアニストの人の話を聞くと、みんな同様に言うのが、 子供の頃親に叱られながらピアノの練習をさせられた、という話だ。 結局はそうやってイヤでもガマンして練習させられたからこそ プロのピアニストになれた訳で、 自分の気が向いたままにやっていたら成し遂げられなかった事かもしれない、という事だ。 だからプロのピアニストはみんな親に感謝している、と言うのだ。 そりゃあそうだ。子供を自由にやらせていても、辛い事はやらない、 やりたくなければやらない、という風になってしまうものだろう。 辛い事は半ば強制的にやらされなければ、なかなか出来ないという事だ。 人間にはそういう事が必要だと思う。 叱られたり、命令されたりしなければ成長出来ないという部分は有るものだ。 なので、部活で怖い先生が居るというのも部分的には必要な事だと思うのだ。 けれどこれは、先生にとって負担ではある。 例えば残業手当なりを出すなどする必要は有るのだろう。 結局は先生の情熱に支えられているという事で、それに対して報酬を考えるのは必要な事だろう。 自分は男子新体操のファンなのだが、男子新体操の部活の先生たちを色々見る機会が有った。 ある強豪校の顧問の先生は、いつも部活が夜遅くまでかかるので、 先生が自腹でマイクロバスを買って、生徒を自宅まで送迎している様な先生も居る。 それほどの情熱が有るからこそ強豪校になるのだろうと思うし、 生徒もそれを有難く思って練習を頑張るのだと思う。 改善するべきは改善が必要だとは思うが、部活経験者から言うと、 昔ながらの良さは是非、残して欲しいと思う。 これは部活でなければ経験出来ない貴重なもので、その後に人生にも大きく影響する。 今後、部活動の見直しが進められる様だが、その場で「有識者」として意見を言うのは、 ぜひ、昔からの部活の良さを知っている人にして欲しいと思う。 いわゆる帰宅部の人達に言わせると、 部活?なんだよあれ、気持ち悪い、的な感覚を持っている人も多いものだ。 知らないのに言うな、という話だ。 人間は成長するには辛い思いをしたり叱られたりする事も必要なのだ。 そして何よりも、人間は社会で生きる生き物だ。 だからこそ、自分は社会の一員であるという意識が欠落するのは良く無い。 いつもお世話になっているという気持ちで居ないと社会に適合出来ない。 会社の飲み会?それって残業手当出るんですか? とかいう、自分が一番偉いと思ってしまう様な人間になってしまうと、 社会でうまく生きてゆけなくなる。 部活にはそういう社会勉強の側面も有るのだ。 部活の見直しにはぜひ、良い部分は残して欲しいものだ。 見直すのであればぜひ、難しいかもだが検討して欲しいのは、 部活に一軍と二軍を作ってくれたら良いと思う。 全国大会を目指す様な本気モードの一軍の部活と、 そんなにキツくない、ちょっと緩い二軍の部活が有れば、 多くの生徒が参加出来るのではないだろうか。 日本の学校には良い面も悪い面も有るだろうとは思う。 けれど、良い面は是非残して欲しいと思う。 例えば、水泳の授業が有るのは世界的には珍しい部類なのだそうだ。 泳げるのと泳げないのとでは大きな違いだ。 レジャーで事故が有った時などを考えれば、 せめて多少は泳げる様になるのは必要な事だ。 自分は昔、仕事で潜水夫をしたり、レジャーでサーフィンをやったりしていたが、 海というのは本当に恐ろしいのを良く知っている。 せめて多少でも泳げる様になっておくのは必要だと思う。 ただし、海はそんな甘いものではなく、泳げるからと言ってもどうにもならない事も多いのも事実だが。 潜水の業界の人達はいつも、海は眺めるもので入るものではない、などと言う、 それほど恐ろしいものだ。 さらに、家庭科や体育や音楽や美術などなど、実に有意義な授業も有る。 社会で生きて行くのに必要な素養だ。 そういえば、小学校の家庭科で習った卵サンドの作り方、 今でも良く覚えていて、先生の説明まで良く覚えていて、今でもその通りに作っている。 学校の改革も必要だろうとは思うけれど、 日本の良い部分を是非残して欲しいと思う。 その後の人生に大きく影響するからだ。 そして、お子さんが居る親御さんにはぜひ、 子供に運動をさせてあげて欲しいと思う。 運動が苦手な子でも、軽くでも、体育の授業だけでも、 運動する事を怖がらない様にしてあげて欲しいと思う。 なんだかんだ言っても、人生で一番大事なのは体力だ。 頭脳労働をする人でも体力が無ければ仕事は出来ないものだ。 ![]() 青春真っただ中 今年で70歳だと言うのに、、、 若き日の遺産で楽しく暮らす 62歳から現在まで やっててよかった 老後の楽しみ |
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