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| 令和8年5月11日 誠実な態度 足が地に着いた人生を |
| 昔、殿様が籠で移動中、田んぼの脇で籠を止めて、 田んぼで働く婆さんに声をかける。 ばばあ、よう働くのう、褒美をつかわす、 なんて、そんなシーンを何かで観た事が有る。 それがフィクションだったとしても、日本には昔からそんな文化が有ると思う。 仕事をする人に感謝したりリスペクトしたり、たとえ自分が殿様でも、 一般庶民の労働者にはそれなりの敬意を示す。 そして物を作る職人さんをリスペクトしたりもする。 こんな話も有る。 ヨーロッパ人が江戸時代に日本に来て、渡し船に乗って川を渡る。 料金を払う時に、中国ではいつもぼったくられていたので、 どうせぼったくられるのだろうと多めに渡す。 すると船頭はこれは多すぎますと言って金を返すのだ。 多く貰い過ぎては申し訳ないという気持ちと、 自分は乞食ではないという自尊心だろうと思う。 日本でチップを渡す文化が無いのは、店員や労働者をあまり下に見ないからではないだろうか。 自分と同じ人間だと思うからこそ、目下の者に小銭を与える様な失礼な事はしないのだと思う。 もしお礼をしたいのであれば、ちゃんと金を包んで渡すものだ。 働いている人に敬意を持つ、という良い文化が日本には有るのだ。 というか、有ったのだ、、、。 それが今はどうだろうか。 救急隊員がコンビニで買い物をしていた、と言って通報したりする人間が居る。 警察官だろうが作業員だろうが、休憩中にコンビニで物を買って何が悪いのか。 SNSに流れてきた記事で、こんなものも有った。 作業着を着て道路で工事をしている人を見て、 親が子供に、ちゃんと勉強しないとああいう風になっちゃうんだよ、 と言っていた、というのだ。 あまりにも無知。 エッセンシャルワーカーが居るから世の中が回っている事を知らない様だ。 この無知さはホワイトカラー層の上層部に多い気がする。 現場を知らないのだ。ブルーカラーの仕事を知らないのだ。 仕事の実際を知らないまま上のほうで滑っているだけなのだ。 これは映画やドラマでもそういう傾向が有る様に思う。 主人公がいつも、良いスーツを着て一流企業で仕事をしているのだ。 作業着を着てトラックに乗っている人や現場で工事をしている人を 主人公にしてみてはどうなのだろうか。 自分は随分長い事現場仕事をしていた。 一般の人のイメージ通り、酒におぼれてギャンブルをする様なガラの悪い人も 確かに居たけれど、ブルーカラーの世界はもっと幅が広い。 実に尊敬に値する素晴らしい人格と、豊富な経験と知識を持った素晴らしい人もたくさん居る。 心から尊敬できるような人をたくさん見てきた。 そして、たくさん本を読んでいる人も居るし、何よりも素晴らしいのが実に実直な人が多い事だ。 サンテグジュペリの「人間の土地」という本の中にこんな事が書かれている。 先輩操縦士についての記述だ。 その先輩操縦士は暴風雨に遭遇した時に強がってかっこつけたりするのではなく、 いつも冷静に判断する。 「ギヨメ君、きみは自分の敵に挑みかかるにあたって、いきなりまず相手を嘲笑したりする必要を感じたりする男ではない。 性質(たち)の悪い暴風雨(あらし)に直面した場合、きみは判断する。 「これは性質の悪い暴風雨だ」と。 きみはそれを正面から受けて立ち上げり、きみはそれを測る。」 威張ったり、自慢したり、大きく見せようとしたりするのではなく、 いつも誠実に事に当る、サンテグジュペリはこういう性質について、こんな風に書いている。 「なんと呼んでいいか、適当な名称の見あたらない美質が有る。それは、<慎重さ>と呼ぶべきかもしれないが、しかしこの呼び名はまだ十分でない。なぜかというに、この美質は、世にもにこやかな陽気さを伴いうるからだ。それは一人の大工が、対等の気持ちで、自分の木材と向かい合い、それを撫でさすり、寸法を測り、かりそめならず扱って、自分の気力の全てをそれに注ぎ込むあの気持ちなのだ」 自分は作業着を着て仕事をしていた時に、こういう素晴らしい人をたくさん見てきた。 この美質はホワイトカラーの世界ではあまり見られない美質だ。 良く「職人気質」という言い方が有るが、それに通じるものだと思う。 これに関連していつも感じる事が有る。それは大卒と高卒の違いだ。 大卒よりも遥かに優れている部分を持っているのが高卒の子たちだ。 ものごとの順序をきちんと理解している。 逆に大卒の子たちは順序が解っていない子が多い。 結果だけを得ようとしてしまったりする。 一段ずつ積み重ねなければ得られないという事をしっかり解っているのが高卒の子たちだ。 自分が色々な人間と接してきていつも感じる事だ。 要するにこれも、サンテグジュペリの言う「美質」の問題だ。 電動キックボードをレンタルする会社が有る。 その会社は東大卒が多いのだそうだ。 ヨーロッパなどでは危険だから禁止になったものを道路事情の悪い日本で商売にする。 そして、元警視総監を顧問として囲い込む。 こういうやり方がスマートだと勘違いしている様だ。 物事を誠実に考えられないのではないだろうか。 原材料の高騰によって弁当などを値上げしなければならなくなった時、 あるコンビニでは容器を上げ底にして批判を浴びた所が有る。 原材料が高騰したら、単純に値上げするか、量を減らすかしなければならないだろう。 量を減らしてさらに今までよりも安く販売するという手も有るのではないだろうか。 上げ底をして量を減らしていない様に見せる、というのはどうなのだろうか。 それがスマートな方法だと思っているのだろうか、かなり不思議に思う。 どうせ客にはわかりゃしないよ、とでも思っている様に感じてしまう。 自分は高齢者のアルバイト、オフィスの清掃をしている。 朝、清掃をしていると、出勤して来た20代の社員たちがみんな、 自分に挨拶をしてくれる。 おはようございます、ありがとうございます、なんて言うのだ。 まだまだ日本は捨てたもんじゃないな、と嬉しい気持ちになる。 ヨーロッパの様な階級社会ではこうはいかないだろうとも思う。 日本の文化を大切にして欲しい。 一つ付け加えておくと、自分が清掃しているそのオフィスは、 「学歴」とか「偏差値」とかで言うとあまり高くない人が多い所だ。 だからこそ、明るく挨拶してくれる様な気がしないでもない。 そんな訳で自分は多すぎる大学に否定的な意見を持っている。 無駄に大学に行かないで高卒で作業着を着たほうが良い。 若者の人数が減っているのに大学数が増えすぎてしまっている。 そして問題なのは、その大学に税金から補助金が出ている事だ。 さらに定員割れを起こし、外国人の学生で穴埋めしようとしている事だ。 税金を使って、日本人の学生には借金を負わせ、外国人にはどんどん金銭的補助を与えている。 誰の為の政治なのだろうか。 そんな中、財務省が私立大学の4割減案を出した。 実に良い事だ。 勉強が好きでは無いのに無理に大学に行って、 大学で高校と同じ授業をしたりする無駄な事をどんどん止めた方が良いのだ。 その代わり工業系の高校を充実させるべきだ。 さらに、AIなどの普及で今後、ホワイトカラーに大量の失業者が出るとも予測されている。 そしてアメリカではブルーカラービリオネアという言葉が出てきた。 配管工などのブルーカラーの賃金が上がり、彼らが高級車に乗っているというのだ。 そういえば、戦後の高度成長期、日本で労働力不足が起こった時に何をしたかと言うと、 ブルーカラーの賃金を上げたのだった。 その結果が高度経済成長だ。 一方で、ヨーロッパでは労働力不足の穴埋めに移民を使って、 今大混乱に陥って国が破壊されかかっているのだ。 政治や経済のリーダー達は誠実に考え直した方が良い。 そして、働く人を尊敬する日本の文化をもう一度思い出したほうが良い。 今の日本の経済界は上滑りしているだけで日本人を幸せにしていない。 社長とかCEOとかいう人達だけが高額な報酬を得てタワマンに住んで自分は偉いと思っているだけだ。 さらに外国から入って来た株主資本主義がスマートな事だと勘違いしている。 昭和の創業者社長たちは中卒の人が居たりしたものだった。 そして社員を大事にする経営をしていた。 お客に喜ばれる事を誇りにしていた。 物事に真摯に向き合い、誠実な考えを持っていた。 利益を下げても社員と協調出来たり、お客に喜ばれる事は、 結局自分達の利益にも繋がるという考えを持っていた。 上滑りだけしているハゲタカ達に国を任せてはいけないのだ。 高卒をもっと大事にしたほうが良い。
![]() しかし、AIは凄いよ、ホントに、この画像AIにテキストから作ってもらった でもこれ、日本人が作るなら百姓は地面に座って手をついていただろう 若い時に接した立派な人たち 仕事が出来る人は人柄も良い 『精神の風が粘土の上を吹いてこそ、人間は創られる』 人として正しい 誠実とは |
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