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令和5年12月14日 名前を付ける弊害 ホンモノなのか思い込みなのか |
俺さあ、高所恐怖症なんよねぇ、とか、閉所恐怖症なんだよ、とか、 色々な事を良く聞く。 あの子は発達障害かもしれない、とか、 私はヴィーガンなの、とか、、、、。 まあそれは個人の勝手なのだけれど、一度でも何かの名称を聞くと、 自分もそうかもしれない、自分もそうあるべきだ、自分もそうなりたい、など、 へんな事を考えてしまう場合が有る。 色々な「障害」が付く病名が流布されているが、 その名称が有るがゆえに自分も、或いは他人もそうだと思ってしまう、 という場合が有る様な気がしていた。 さて、このたびちょっとした炎上になった出版の件。 炎上というのは、出版を妨害するという騒ぎが有った件で、結局、 出版社は出版を断念してしまったという恐ろしい事象。 それは、「IRREVERSIBLE DAMAGE」という欧米でベストセラーになった本。 題名は「取り返しのつかないダメージ」という様な意味。 自分はまだ読んではいないのだけれど、漏れ伝わって来る話によると、 「トランス」の色々な事例を紹介している様だ。 どんな話かと言うと、思春期に自分に対する違和感を覚える状態になる、 そのときに「セクシャルアイデンティティ」などの言葉を知る事によって、 自分は違う性別なのだ、と思ってしまう勘違いにより、思春期ブロッカーやら、 ホルモン治療やら、乳房の切除手術やらをしてしまって、後悔する事例が増えている、 というのだ。 スマホが普及する前までは、こういう事例は男子に多かったのだそうだが、 スマホの普及以降、女子が激増し、数がとんでもなく増えてしまった、というのだ。 これだけ聞けば、なるほど、ネットなどでその「名称」を知ってしまった為に勘違いしてしまったのか、と合点が行く。 単なる勘違いの為に身体を傷つけてしまって取り返しがつかなくなってしまう、というのは大きな問題だ。 一方で、本当にセクシャルアイデンティティが違う性別の人も居るだろう。 その見極めをきちんとしてから治療などを行わないと、取り返しがつかなくなる、 という非常にもっともな話なのだ。 名称を知ってしまった為に間違った思い込みを持ってしまう、というのは、 随分昔から有る事の様に思える。 わたしは対人恐怖症なので、とか、色々な病名などを出している人を見て、 それってもしかして、単なる思い込みではないのだろうか、と思う事は実際に良く有る。 それがホンモノなのかニセモノなのか、よくよく見極める必要が有る、という事だ。 家族や友人などにそういう人が居たら、良く話を聞いて、 信頼できる医者などと相談したほうが良い。 ただ、実際問題として、「信頼できる医者」が居るのかどうかも疑問だったりする。 ちょっと話をしただけですぐ、ああ、あなたはこうですね、治療しましょう、 と言ってどんどん治療してしまう医者が居るという話も聞いた事が有る。 なので、本当に注意深く対処する必要が有るのだろう。 さて、こういう、何かの名称を聞いてしまった為に勘違いしてしまう例というのは、 とても多いのではないかと思う。 自分は血液型がA型だからまじめなんだ、と思い込んでいたり、 「なんとか症候群」という言葉を聞いた事で、そうなのだろうと思い込んだりする。 「ヴィーガン」と聞いただけで、なんだかかっこよく思ってしまって 野菜しか食べなくなり、身体を壊してしまうなど、 なんだか良く解らない勘違いがとても多いのではないだろうか。 もちろん、ホンモノの場合も有るので、これはとても難しい問題だ。 カウンセラーなる人に見て貰っても、 そのカウンセラーが本当に信頼できるのかどうかも疑問だ。 結局医者でもカウンセラーでも商売としてやっていて、 利益を追求しすぎてしまう人が居るという事なのだろう。 そういうわけで、みなさん、気をしっかり持って、 少なくとも取り返しのつかない事にだけはならないように、 注意して生きて行く必要が有るのではないでしょうか。 何か新しい名称を聞いたら、まずは疑ってみても良いのではないでしょうか。 さて自分ですが、なんとか症候群とかそういう類の物とは全く無縁です。 血液型がA型なので自分はまじめなんだと思っていたフシはちょっと有りますかね。 考えて見ると確かにまじめな性格をしてはいるものの、そうでない面もたくさん有るわけです。 また、これはあまり大きな声では言えないのですが、 お医者さんの言う事は3割引きで聞く様にしています。 あんまり真に受けて鵜呑みにしないほうが良い事が多々有るので、、、。 お医者さんて、「念のため」というのが多くて、結局大げさになる事が多い気がします。 また、高齢者で身体が弱い人を標準に考えていて、 若い人にも同様の事を言ったりする、という事も良く感じます。 まあ、基本的にお医者さんの言う事は聞いたほうが良いのですが、 あまり真に受けすぎるのもなんだかなあと思ったりするわけです。 ということで、あまり思い込んだりせずに、正しい認識(これが難しい) を持つように心がけましょう。 何かの新しい名称を聞いたら、すぐに飛びつかないでよくよく勉強したほうが良いですね。
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