令和5年7月6日. 心が動く生活 「で?結局結論は?」の弊害 |
凄く若い頃、恋をして、相手の事を考えただけで胸がキュンとして涙が出た、 なんて思い出は有るでしょうか。 若い頃の恋って、心の振れ幅がとても大きいものですよね。 そんな風にしていつも心が動いて生きていると、人間として暖かかったり、 思いやりや気づきが有る人になれるのではないでしょうか。 今、Youtubeの動画の多くは収益を得る為に動画時間を10分以内にしてみたりしています。 それに慣れてしまうと、2時間の映画なんて見てられなくなってしまう様です。 そしてさらに、今では1分の動画が多くなってしまっていますね。 これは、読書をするけれど、ハウツー本しか読まない様なものです。 人間は知識だけでは成り立ちません。 優しさや暖かさ、同情心や気遣いの有る人で居る為には、いつも心が動いている必要が有ります。 人間にとってとても大切なものは「想像力」だと思います。 これは「創造力」ではなく「想像力」です。 この人はさぞ嬉しいだろう、とか、さぞ悲しいだろう、と考える力。 或いは、一つの事象を見てぱっと別の事(それによって今後起きる事など)を思い浮かべられる力だと思います。 こういう事を鍛えるには、心が動く必要が有ります。 その為に、読書なら小説を読むとか映画を観るとか音楽を聴くとか、そういう事が必要になってきます。 なので、2時間という時間を集中して映画を観たりできなくなってしまう、 というのは、かなりヤバい事だと思います。 昔の人は毎週土曜日は映画を観る、とか、夜は本を読む、とか、 何かをしながらではなく、何もしないで集中して音楽を聴く、 という事が出来ていたと思います。 こういう事をしないのは、人間として欠陥が出来てしまう様に思います。 映像を見る時、「それで? それから? で、結局?」と思って見るのではなく、 ドラマの様な物語を見て、登場人物の気持ちに寄りそう2時間を持つ、 という様な事がとても大事なのだと思います。 こういう事を「結局何の知識も得られない無駄な時間」と思う様になってしまっては、 もう、ちょっとアレなんじゃないでしょうか。 自分の時間をついついパソコンやスマホで消費してしまって、 こういう事をやらないのはとても大きな損失だと思います。 なので、ある程度決めてしまうのも良いかもしれません。 毎週何曜日は映画を観る、とか、夜寝る前の1時間は本を読む、とか、 毎日1曲、クラシック音楽を聴くとか、、、、。 自分の場合も、Youtubeを見る事が多くなってしまっていて、 本も小説はあまり読まなくなってしまっています。 できるだけやっている事は、毎日10分でも良いのでピアノの練習をすることと、 週に1本は映画を観る、という事はしています。 自分が弾くピアノの曲は簡単なものばかりですが、簡単であっても、 構成の美しさなどに感動したりします。 また、エアロビクス用のリミックスを作る事も多いのですが、 曲と曲を繋ぐ、というリミックスの作業は、曲調や、曲の雰囲気によって、 綺麗に繋げた時の感動は結構大きいものが有ります。 毎日でも、週に1回でも、2時間、映画や本や音楽にじっくり浸る時間を持つ様にしたら良いと思います。 人間にとって必要なのは「教養」であって、「学力」でも「偏差値」でも「学歴」でもありません。 教養というのは、ある一面では想像する力でもあります。 ゆっくり集中する時間を作って、2時間の映画を観て心が揺れ動いたり、 歴史の本を読んで人間について考えて見たりするのは本当に大事な事だと思います。 カワイは自分のレッスンは自分でリミックスした曲を使っています エアロビクス用のリミックスは全て32カウントになるように継ぎはぎしています 映画の見方 コロンボと寅さん 学力が有っても教養の無い人々 さまよう精神 人間は考える葦 見ても解らない人 無知の知 金にしか興味が無い人々 人間の生きる目的と手段 |
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