令和5年6月27日. 金にしか興味が無い人々 人間の生きる目的と手段 |
小学生が将来なりたい職業ランキング、というのは、 意外と昔も今もあまり変わりが無い様です。 上位に警察官とかスポーツ選手とか消防士とか自衛官とかが入っています。 これはまあ、見た目がカッコいい、という感じという事なのでしょうか。 自分が小学生の頃なりたかった職業は「踏切番」だったりしました。 「踏切番」って、なんのこっちゃと思う人も多いと思うけど、 遮断機を人力で上げ下げする人のことで、昔そういうのが少し有ったのでした。 楽そうに見えるからだと思うけれど、ほんとになんのこっちゃ、です。 今どきの日本人たちは、一体何歳くらいから金の事しか考えなくなるのだろう。 大学生あたりだともう、投資だの起業だのと言っていて、 夢らしい夢が有る様には見えないですね。 今どきの若者はみんな、要するに突き詰めると「金持ち」になりたいみたいですね。 でも、金持ちというのは目的ではなく手段に属する事です。 そうなんですよ、金持ちになるのは目的では決して無いはずです。 人間はそんなものではないはずです。 金持ちになって、何をするのかが問題です。 タワマンに住んで、おいしいものを食べて、良い服を着て、贅沢をするというのは、 全然目的ではないはず。 何をするのかはっきりしないといけませんね。 それにしてもとにかく何でもかんでも金、なのですね。 そもそもビジネスのカタチが昔と変わってしまっています。 〇〇ホールディングス、などと言う会社がたくさん有って、 それって突き詰めると金にしか興味が無いという事ですね。 おいしい食事を提供する店を展開したい、だの、楽しいテーマパークをやりたい、だの、 素晴らしいモノを作るメーカーをやりたい、だの、という目的はどうでも良く、 なんでもいいから金だけ稼げれば良いというカタチですよね。 人間、そんな風になったらおしまいだと思います。 金が儲かるほうにしか目が行かない、金が儲かるから良心に目をつぶる、 そうやって、だんたん金を儲ける為に金を儲ける様になってしまいます。 世の中で有名な人を思い浮かべると、該当者がぞくぞくと、何人も思い浮かびます。 一体何のために生きているのか、、、、。 政治家も官僚も、会社員も、NPOだのをやっている人も、みんな金目的になってしまっています。 政治家や官僚が、なんでそんな政策をするのか、不思議に思う様な事をするのは、 結局自分たちの利益の為なのですね。 官僚たちは天下りに有利な様な政策をしてしまっていて、 国を良くしようという考えが全然見えてこない。 民間の会社員でも結局は「人脈を広げて」などと言いつつ、 それはウラから手を回しての利益誘導の為。 「人脈を広げる」というのは本来は自分の教養や知見を高める為にする事だったはず。 今は金を稼ぐ道具になってしまっている。 良い政策をやるとか、良い商売をやるとか、良心というものがどこかに吹っ飛んでしまっている。 電通が良く問題になりますよね。あそこがやっているのは一体何なのでしょう。 電通でなくても普通の民間企業でも大なり小なり同じ様な事をしています。 公共の利益の為であるハズのNPOや社団法人なども結局は公金チューチューだし、 上から下まで、殆どの人が金の為だけに動いている様にしか見えません。 そういう人たちの中にはある日突然、悪行が指摘され、追及されたりなんかして、 謝罪会見をしたりしている。 港区の良い所に住んで、「端的に言って幸せすぎる」などと言っていた人も、 港区を引き払って辺鄙な所に引っ越すはめになってしまったりしている。 別にセレブにならんでも良いだろうに、と思う。 あまりにも貧乏なのもなんだけれど、そこまで金持ちになりたいかね、と思う。 金の亡者みたいになってしまうと、もう潰しがきかなくなってしまう。 昔、村上ファンド、というのが有って、追及された記者会見で、 「お金儲けは悪い事ですか?」と目をむいて開き直っていたけれど、 悪いよ、と思う。 金を儲ける為に金を儲ける様になってしまってはおしまいだと思う。 お金と言うものは、小さくは生きる為に食いつなぐために有る。 大きくは、愛情をカタチにする為に有る。 金はカネをもうける為に稼ぐものではないし、タワマンやら高級な物は決して目的にはなり得ない。 稼いだお金で何をするのか、 どうやって自分の誠実な良心をカタチにするのか、が大事なのだ。 そういう意味で、高額所得を得ている人の中で、とても素晴らしいと思う人も居る。 高須院長とかは物凄いお金を稼いでいるが、 自分の身体を実験台にし、大学病院に高額な医療機器を寄付して 癌治療の治験をしたりしているし、 これは許せない、と思う問題が有れば私財をなげうって活動をしたりしている。 作家の百田尚樹さんも、ものすごいベストセラー作家で大金を稼いでいるが、 政治を見ていてもう我慢できなくなって、私財をなげうって新党を立ち上げようとしている。 新党を立ち上げて候補者をたくさん立てるとなれば百田さんの持っている金だけではとうてい足りないだろう。 それでも、奥さんにも背中を押されたのだそうだ。 ここで金を使わないでいつ使うんだ、というような事を言われたのだそうだ。 暇空茜さんも、大金を持っているからこそ、怖がらずに悪と戦う事が出来ている。 だから、お金と言うのは愛情や情熱をカタチにする為に有るのです。 お金は目的ではないのです。贅沢な暮らしをするのも人間の目的ではない。 何をする為にお金を稼ぐのか、はっきりさせてから稼ぎましょう。 、、、などと書いている自分は単なる貧乏人ですが、 昔は商売をしていて儲かっていた事も有りました。 そういう時って、贅沢が当たり前になってしまって、 この先自分が破綻する様な事など全然考えなくて、 楽しい事をいっぱいして、それだけで満足してしまって、 気が付くと10年、20年と時間が経っていて、自分は一体何の為に生きているんだろう、 と、思う時が来るのだろうと思います。 そういう訳で、学力とか偏差値とかはどうでも良いので、 何の為にお金を使うのか考える為の教養を身につけないといけない、という事ですね。 自分の生きた証 イライラする人々 人間らしく生きる為に 若いからわからない事 金など有っても無くても 人生は死ぬまで終わらない 上品な貧乏人のすすめ お辻さんの決断 |
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