令和5年4月3日 ビジネス、起業の道 仁義 人の道 |
ある卸売会社が、来月からネット通販で小売りを始めると言って来た事が有りました。 その会社は多くの小売店に商品を卸している会社。 小売店がお得意様だ。 創業者の後を継いだ二代目になってすぐの事でした。 その卸売会社が小売りを始める、というのはどう思うでしょうか。 え?何が問題なの? と思う人も今では多いのかもしれません。 別にいいじゃん、と思うかもしれません。 けれど、卸売りをしている会社が小売店の売り上げを奪う事をするのは、 仁義に欠ける行為ではないでしょうか。 ある小売店に品物を卸して商売をしているのに、 その小売店の隣に同じものを売る小売店を開店させるのと同じ事です。 別にこれは違法ではないでしょう。 さらに売り上げを伸ばすためであって、何も問題ないと思う人も居るでしょう。 けれど、それは仁義としてどうなのか、という事になると思います。 今の世の中はすっかり、「何でもアリ」みたいになってしまっていて、 「仁義」などと言う言葉を使う人も居なくなってしまいました。 さらに海外を相手に商売をしている人なら、なおさら、 弱肉強食で何でもありな人たちと戦わなければならないので、 「仁義」などと言っていられない、という事も有るでしょう。 けれど、これはさすがにマズいだろう、とか、これはさすがに人の道に外れている、 という事までしても良いとは思いません。 弱肉強食の世界であっても、さすがにこれはまずいでしょう、と思う感覚は、 忘れずにどこかに持っていたいものだと思います。 こういった事は商売だけではなく、ある種の「運動」というものにも見受けられます。 太陽光発電に関する利権の問題など、かなり酷い事になっている様です。 太陽光発電関連の事業をしている人が、 国会の審議会に出て太陽光を推進する発言をする、とか、 弱者救済を謳った団体が公金を貪っている事例とか、 人の道を外れるどころか、もう破廉恥と言って良いのではないでしょうか。 世の中は厳しいし、お金を稼ぐのは大変な事ですが、 これはさすがにまずいだろう、という感覚を忘れない様にしたいものです。 そして、最初からそういう感覚が無いまま育ってしまったと 思われるような人も見受けられます。 そういう感覚でやってしまって、後になって、 「どうも、大変申し訳ございませんでした」 とか言って頭を下げる姿を何度か見てきました。 最初から、それはマズいだろうと思わなかったのか、と疑問に思います。 親や学校がもう少し道徳と言うものをきちんと教えて 育てなければならないと強く思います。 学力や学歴などよりも教養を身につけましょう。 百田さんが虎ノ門ニュース終了の裏話をしてくれています。 アホにも分る様に喋ってくれるので、かなり話が長いのですが、 これを聞いてどう思うでしょうか。 商売をしている人、ぜひ考えるきっかけにして欲しいと思います。 前編 https://www.youtube.com/watch?v=w3i3PFOEo74 後編 https://www.youtube.com/watch?v=GuYq7mVK3UI 中身のない高学歴 ビジネスチャンス たちの悪い嵐 精神の風が粘土の上を吹いてこそ、人間は創られる |
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