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令和5年1月27日. 待つ人々 待つか待たないか人生を選ぶ |
色々な人の話、 テレビで見たインタビューやドキュメンタリー、 お茶しながら聞く他人の話、 色々な話を聞いていると、思う事が有る。 みんな何かを待っている。 みんながじっと待っているのだ。 金が無い、早く給料日になってくれ。 注文した品物、早く届かないかなあ。 そんな日常的な事から、長い時間を待つものまで。 あと3年勉強したら起業する。 10年修行してから自分の店を持つ。 金を貯めて何かをしようと思っている。 現状を打破するには宝くじに当たるしかない。 、、、、、、、。 計画的な事から、妄想の類まで、色々なものを待っている人々。 人生とは待つ事なのか。 「それ」を待つのが正しいのか無駄なのかは、神様にしか解らない。 これは待っていても無駄だ、と判断してショートカットする道を選ぶか、 慌てずに待った方が良いと判断するのか、 運命の分かれ道になる。 給料日まで待つ、お金が出来るまで待つ、というお金を待つ場合、 待たないで借金する道も有る。 けれど、借金してうまくいく場合も有るかもしれないが、 借金した事で大変な遠回りをする事になる事も有る。 冷静な判断が必要だ。 出会いを待つ人も居る。 いつかワタシの王子様が現れて幸せになれる、 と思って待っていたら10年も20年も経ってしまうかもしれない。 では効率よく出会える様にしてみると、 たくさんの砂粒の中から砂金を探すかの様に、とんでもなく効率が悪くなる事も有る。 多くの人に会うチャンスを増やす事よりも、自分のすぐ近くにダイヤモンドが居るかもしれない。 チャンスを増やせば増やすほど、ひとつひとつへの取り組みが雑になってゆく。 それならば、「いつも近くに居るあの人」を再評価すると新しい光が差すかもしれない。 人生は一生かけて何かを待つ事なのかもしれない。 時には近道を選んでみて、結局遠回りになってしまうのかもしれない。 そんな風に考えると、1分1秒を大事にして、 少し緊張しながら周りを良く見て歩いて行く必要が有ると思えてくる。 ここは待つべきか、近道を選ぶべきか、その判断をするのは自分自身。 その判断力を身に着ける事が人生で一番大事な事なのかもしれない。 仕事が出来たり、人と仲良くなれたり、人に信頼されたりするのは、 その人がいつも正しい判断をする人だからだ。 色眼鏡をかけて物事を見ない、 予断を持たずにありのままの姿を見る、 いつも穏やかな平常心を持って物事を判断する、 そんな精神を持って、背伸びをせず、地に足が着いた状態で、 悲観しすぎず、楽観しすぎず、 ありのままを見る姿勢を持って生きていないといけないと思える。 自分の座右の書である、サン・テグジュペリ著「人間の土地」にこんなくだりが出てきます。 サンテグジュペリがとても尊敬していた、真摯に仕事に向き合う同僚について書いた部分です。 ギヨメ君、きみは自分の敵に挑みかかるにあたって、 いきなりまず相手を嘲笑したりする必要を感じたりする男ではない。 性質(たち)の悪い暴風雨(あらし)に直面した場合、きみは判断する。 「これは性質の悪い暴風雨だ」と。 きみはそれを正面から受けて立ち上げり、きみはそれを測る。 ![]() 若いからわからない事 人生の半分は失敗で出来ている 精神の風が粘土の上を吹いてこそ、人間は創られる 心の瞬発力 |
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