かわいひでとし日記
令和4年10月18日.     自分の立ち位置      身の丈に合った生活

わずか5日で土日が来てお休み。

これじゃ仕事が進まない。

休日は10日に一回で良いのに、、、。

と、思って仕事をしていた。

自分は、休みは年に2日のみでやっていたが、

相手が休みになれば仕事が進まない。

ほんとに、こんな事で良いのだろうか。


仕事の打ち合わせをすると、

月曜は忙しいのでどうのこうの、

(てめえが休むから忙しいんだろうによ)

木曜だともう週末になっちゃうんでどうのこうの、

(あと2日も有るじゃねーかよ)

と言って結局週に2日くらしかまともに仕事にならない。

やる気あんの?

と思って仕事をしていた。


高度経済成長期、日本人は必死で働いていた。

どんどん儲けていた。

エコノミックアニマルと呼ばれていた。

アメリカが「不公平だ」と言い始めた。

日本の政府や役人が慌てて「休め」と言い始めた。

そして週休二日制が始まったけれど、大企業だけだった。


自分は、「週休二日制」というものを経験した事が無かった。

職場も学校も休みはずっと日曜日だけだった。

それでも楽しく暮らしていた。

そういえば、「有給休暇」なんてものも、貰った覚えは無かった。

それが今ではアルバイトでも有給が貰えるんですね、、、。


考えてみると、

高度経済成長期というのは、本当に幸せな時代だったのだなあと思う。

地方から東京に来た人がみんな驚いたのは、

「東京の人は歩くのが速い!」という事だった。

それが今じゃあ、どうやったらそんなに遅く歩けるんだ、つうほど遅いね、、、。




世の中はどんどん働かない方向に向かっている。

それでも充分な収入が入る人はそれで良いだろう。

でも、多くの人は極貧から中流までの間に位置している。

働かないと生活は苦しいのだ。

給料が上がらないというが、会社の業績が上がらなくては給料まで波及しない。

働きたくないが給料は上げてほしい、と、わけわかんない事を言っている。

金は欲しいが楽はしたい。

働きたくはないが金は欲しいので、あまり働かない方法で収入を得ようとしてみたりする。

一般人が楽して稼げるサイドビジネスなど、そうそう有るものじゃない。

その結果もっと金が必要になったり、後ろに手が回ったり、人に迷惑をかけたりする。



人間は慣れる動物だ。

週休1日の生活に慣れればそれが当たり前になる。

いつも残業ばかりの生活に慣れればそれが当たり前になる。

残業して日付が変わる頃から飲みに行ってお日様が昇る頃に帰って寝て、

また仕事に行ったりする。

慣れなのだ。


江戸時代の人はネットが無くてさぞ不便だっただろう、なんて思うけれど、

無いのが当たり前の世の中で、不便だと思うわけがない。

慣れていればどうって事ないのだ。



週に3日も休日が有ればそれに慣れてしまう。

急ぐ、とか、頑張る、とかいう事をしなくなる。

そのぶん収入が増えないのは当たり前なのだ。



起業して大儲けをした人とか、

投資をして大儲けした人とか、

高収入のスターの生活とか、

そういうものが映像などで身近に見られる。

だから自分も同じだと勘違いしてしまう。

自分が低所得なら、「自分は低所得者」だ、と自覚する必要が有る。


日本国民のうち、55%が年収300万円以下だ。

年収1000万円以上は、4.6%しか居ない。

年収400万~500万は31%

年収600万~900万は9%




自分の位置はどこですか?


仕事で成果を上げれば給料が上がる仕事をしている人と、

やった時間分だけ貰っている人の区別もしなくてはいけない。

自分はどっちなのか。


楽して高収入を上げられるのでなければ、

たくさん働くか、貧乏暮らしをするか、どっちかにしなければならないのではないか。

貧乏でも楽しく暮らせる人間力が有る人なら、そういう生活も楽しいと思う。

とにかく金が無ければどーにもならん、というのなら、休む暇も無く働いたら良い。

うまい話など有るものではないのだから、地道にやるしかない。

生活が苦しければ転職などせずに今の仕事を一生懸命やったほうが良い場合もたくさん有る。

そもそも転職というのは、高度な能力が有る人のすることだ。

ヘッドハンティングされる様な人なら転職するにつれてレベルアップして行くが、

転職して収入もアップする能力が無いのであれば、転職するたびにレベルが下がっていく。



さて、そういう自分は、というと、

以前は休み無しで働いて、結構贅沢な暮らしをしていた。

一日中仕事をしていたけれど、さっと時間を作って歌舞伎座に行ったり、

うまいもんを食いに行ったりして楽しく暮らしていた。

けれど、病気をして仕事が出来なくなり、丁度年金を貰える年齢になっていたので、

仕事を引退して、ガラっと生活を変えたのだった。

でも、年金だけじゃ食えないから死ぬまでずっとアルバイトをすることになった。

収入の内訳は、年金3割、アルバイト7割。

アルバイトをしていると、

なんだかすっかりサラリーマン感覚が身についてしまった様だ。

土日休みだけじゃ足りないから月曜日も休みだといいなあ、とか思ったりする。

気楽なので、貧乏でも楽しい毎日です。

働きまくるのも、のんびり貧乏するのも、どっちも慣れれば楽しいものです。

自分の身の丈を考えて、楽しく暮らすチョイスをしたら良いと思います。


今現在高収入を得て暮らしている人でも、ある日突然、

会社が倒産し、自分も破産し、同時に病気を得てどうにもならなくなってしまう事も有るでしょう。

贅沢に暮らしていたのに一転して生活保護を受ける様になる、なんて事も有ります。

でも、そうなったら、「人生終わり」ではなく、また新しい生活が始まって、

それに慣れてゆくだけの事です。


24時間戦えますか? → 3,4時間戦えますか? リゲインCM


 

たちの悪い嵐


ビジネスチャンス

 

くだらない仕事を楽しくする方法

 

人生は死ななきゃ終わらない

 



コメントなどはツイッターやメールでお願いします



@kawaihidetoshi をフォロー

 

日記のトップへ戻る

かわいひでとしホームページ

 

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村