かわいひでとし日記
令和4年1月22日      はいそれまでよ      人は必ず死ぬ
 
自分は親と一緒に住んでいたのはなんと、小学校2年生までで、

それ以降はずっと一人暮らしだった。

小学生の時は寮生活、それ以降は一人暮らしの自炊生活だった。

親と仲が悪かった訳ではなく、父親が離婚して破産して、という事情でそうなっていた。

父親はお金持ちの家のお坊ちゃまで、若い時は道楽みたいな商売をしたりして楽しく生きていたけれど、

破産してしまってからは、ボロアパートに住んでタクシーの運ちゃんをしていた。

朗らかな人なので、それでも楽しく生きていた様に思えた。

ずっと一人で暮らしていたので、父親が死んだ事は後になって知らされた。

親戚たちも、自分が中学生から一人なので気を使って全部やってくれたのだった。

電話がかかってきて「パパが亡くなったけど、御葬式とか全部やっておいたからね、お墓参りに行ってね」との事だった。

そうか、死んだか、、、でもまあ、楽しそうだったから良い人生だったんじゃないかな、と思った。

離婚した母親とはずっと会ったことがないまま成人して、成人したのだから自分で考え対応しなさい、

という事で母親の所在を教えられた。

何度か会った事が有った。

母親と言うものは一人息子の事をずっと思い続けているもので、将来一緒に住みたいと思っていた様だった。

ある日電話がかかってきて、母親が危篤だと知らされた。

身内は自分しかいないので、母の死後の事を色々自分でやったのだった。

財産でも残してくれれば良かったけれど、自宅は既に売却済で、特に財産も無かった。

母の家の家具や大量の着物、その他、これをどうしようかと整理してみたが、

仕事をしながら合間合間に千葉まで行ってやっていたので、やりきれず、

近所の人に物をあげたり、業者に頼んで処分してもらった。

銀行の残高も、そういった諸々の費用と同じくらいで、自分で負担しなくて済むだけで、全く残らなかった。

遠く分かれて住んでいる親が急に死んだりした時に、良く解らないままあっぷあっぷして処理をすることになる、

という人は意外と多い様だ。



何気なく読んだこの記事。

参考になる人には参考になるかもしれない。

読みながら色々な事が目に浮かぶようで、興味深く、しんみりして読みました。

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「父は孤独死、母は認知症」10年以上も使っていないネット代を支払っていた実家の預金残高
https://president.jp/articles/-/53885



そういう時が来た時に慌てない様に、事前に色々と準備しておくべきなんですね。

でも、なんだかんだ、自分が生きるのに精いっぱいでなかなか手が回らない人も多いのではないでしょうか。

不動産とか財産とかが有る人は、面倒でも事前に色々と準備しておいたほうが良いですね。

法的に色々とめんどくさい事がたくさん有りそうです。


さて、自分が死んだ時どうするか。

昔は自分の葬式代くらいは残して死のうと思った事も有ったけれど、

今ではもう、死んだ後の事まで面倒見てらんないよ、という感じです。

身内に看取られて死ぬなんてぇのは、なんだか小っ恥ずかしいので、孤独死のほうが良い様な気がしています。

そのほうが色々と気が楽です。

自分より先に死んだ愛する者達に会えると思うと死ぬのもちょっと楽しみなので、

一人で死んでも寂しくはないと思っています。

ある程度年齢を重ねると、自分が死ぬことについて恐怖は感じなくなるもののようです。

俺が死んだら葬式なんてしなくていいから、死体はどっかに捨てちゃっていいよ、なんて感じです。

まあ、捨てる訳にもいかないだろうから、安上がりなテキトウな方法でやってくれればそれで良いのです。


中村メイコさん(といっても、若い人は知らないかもですが、昔の女優さんです)が終活をした話を、

徹子の部屋で見た事が有ります。

ぜーーんぶ、捨てたのだそうです。

そして、思い出の写真も、捨てたのだそうです。

こんなの残しておいたって、後に残った人には全然ありがたくないんだよ、だから全部捨てましょう、

という風に思ったそうです。

そうですよねぇ、自分には大事なものでも、残された人には処分の対象にしかならないかもしれません。

なるべく処分が楽になるようにしておいたほうが良いのかもしれませんね。

まあ、この先当分、死ぬ予定は無い人でも、ちょっと考えてみて、

やれることが有ったらやっておいたほうが良いかもしれませんね。


死ぬというのは、あの世への旅立ちです。

残った亡骸はただの物体です。

安上がりに処分してくれれば、それで良いんじゃないでしょうか。

人生は死ななきゃ終わらない

死がふたりを分かつまで

 


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