長い本だけど、とても丁寧に、わかりやすく、ひとつひとつ積み重ねてゆく丁寧な論法で、
長い年月をかけて蓄積した豊富な資料を元にした、とても説得力の有る本です。
のっけから、韓国人はなぜこんなに嘘をつくのか、嘘つきの国だと、かなり厳しく断じています。
自分が韓国人だったら、読むのが辛いだろうなあと思う本です。
書かれている事は、日本に併合された時代や、いわゆる徴用工の問題、
そして本の半分のページを割いて書かれた慰安婦の問題を説明しています。
その内容は基本的に日本側の主張とほぼ同じ、性奴隷ではなく、職業的な娼婦だった等の事が書かれています。
そしてこの本の題名でもあり、テーマでもある「反日種族主義」が韓国の病の根源であるとしています。
丹念に資料を調べ、しっかり調査し、照合し、検討された内容は気持ちが良いほど明快です。
「反日種族主義」とは何なのか、は、この本を読んで頂きたいと思いますが、
併合時代の前後に、何十年にもわたって同様の事が有ったにの関わらず、
日本に対してだけ怒りをぶちまける、その心根の事で、それについて詳しく書かれています。
読んでいて、韓国人が気の毒になってきてしまう本でした。
この先、韓国人はこの「反日種族主義」を乗り越えて、真に公正な精神を持つ事が出来るのか、
と考えると、100年、500年という年月が必要なのかもしれないと思えてきます。
自分たちが生きている間は、まだまだずっと、厄介な隣人で有り続けるのかと思います。
本当に力作で、感銘を受けました。
もし、慰安婦問題をちょっとは勉強しようと思ったら、この本を読むか、
または 西岡力著「よくわかる慰安婦問題」を読むことをお勧めします。
カワイの本棚
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