令和3年4月18日 若い時の失敗 人間の成長 |
人間で一番バカなのは、20代の男性なのだそうだ。 女性は男性より成長が早いので、20代は女性のほうが仕事もできるのだそうだ。 考えてみると、そうかもしれないとも思う。 どうやったらあそこまでバカになれるんだ、というくらいバカかもしれない。 自分が20代の頃、あそこまでバカだっただろうか、、、 と考えてみる。 バカだったかも、と思う。 なんであんな事しちゃったんだろう、と思う様な事をやっていた。 なので、若い者はバカなのだから仕方がない、と思うと、腹も立たなくなる。 若い時バカだったからと言って、そのまま一生バカな訳ではない。 なので、人を評価する時に、あいつって、こんな事した奴なんだぜ、とか言うのは間違っていると思う。 若い時にやってしまったバカな事は有っても、その後きっと成長しているハズだ。 随分前の事だが、現在の六代目中村勘九郎(当時 勘太郎)の芝居を見て、下手くそでダメだなあと思った事が有った。 しかし、半年後くらいに彼の芝居を見て驚いたのだった。 ものすごく上手くなっている。 そうなのだ、人間は成長するのだ。 だから、一回見て、あいつはダメだ、と断定するのは良くないと思う。 歌舞伎と言えば、明治時代、なんでもかんでも舶来モノがもてはやされた時代、 もう歌舞伎は古い、これからは西洋の演劇の時代だ、 と言って盛んにヨーロッパの演劇を取り入れて活動していた作家や役者達が居た。 しかし彼らも、年齢を重ねると古い歌舞伎の良さに気がついて歌舞伎に帰っていったのだった。 若い時にバリバリの左翼だった人間も、成長すると右翼になったりもする。 共産党員だった人が、今では保守論客になっているという例も多い。 若い時の考えは、一生続く訳ではない。 人間は成長するのだ。 だから他人を批判する時は気をつけなくてはならない。 若い時の事は少し多めに見てやらなければならなのだ。 逆に、若者が老人を「老害」だのと言うのは、知らないからなのだ。 人間は自分の知らない事を「奇異なもの」「わけわかんないもの」と思うものだ。 経験も足りず、バカである若者は、自分の知らないものを持っている老人をバカだと思ってしまうのだ。 経験も無く、教養も無く、人間力もまだ無い若者が頼れるのは知識だけだ。 知識だけに頼っているとバカになってしまう。 頼れるのは学力だけだ。 だからバカな人ほど理屈っぽいのだ。 それが成長し、教養を身に着け、経験を積み、人間力も養ってゆくことで、バカから脱却して行く。 そんなふうに考えてみると、色々な事を許せる様になってくる。 人の失敗を批判するにしても、猶予を与えたり、大目に見られる様になるのではないだろうか。 他人の一時期の事を切り取って批判するのは酷だ。 もう少し大目に見てあげたほうが良い。 超バカだった頃の自分 ツンケンする人々 おもひでぼろぼろ 貧乏のズンドコ |
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