令和2年7月16日 基本部分の欠落
結局は人間同士の付き合い
色々なメールをやりとりする事が多いけれど、
今でもまだガラケーのメールを使う人がいたり、
携帯キャリアメールでパソコンから返信ができなかったり、
一行メールばかり書くものだから、本文を見ずに題名だけ見る人がいたり、
そもそもメールというもの自体使った事が無い人が居たり、、、
ちょっと暗澹たる気持ちになる。
ネットリテラシーなどという偉そうな言葉は使いたくないけれど、、、、
これはスマホが普及したせいだろうか、、、、
結局、今は誰でもスマホを持っているけれど、
「良くわからないまま使っている」という人が結構な人数居るのではないんだろうか。
サイトなどで、「この説明はこちらをお読みください」というリンクが記されていて、
それをクリックすると説明のページが開く、というような基本的な事すらわからずにネットを見ている人が居る様な気がします。
まあこれはスマホだけのことではなくて、10年、20年前でも、
メールと掲示板の区別がついていない人が居たり、
良くわからないまま使っている人は常に一定数居るのだろうとは思います。
生まれた時にはすでにスマホが有って、それで育った人も多いけれど、
さらに、少しずつ革新が進んでいって、どんどん便利に(いや、一見便利に)なっていくけれど、おおもとの基本的な事はさして変わっていない様にも思います。
それよりも何よりも、目の前に生身の人間が居るのにスマホを見てしまうとか、
歩きながら前も見ずにスマホを見てしまうとか、
待ち合わせをしたけど、遅れてもスマホで連絡できるからいいや、と思ってしまったり、
さらに、数日後の予定を約束する事も出来なくなってしまっている人もいます。
当日の気分によって、スマホで連絡すればいい、という事ばかりしていると、
数日後の約束ということができなくなってしまう。
本来なら当日気が進まなくなっても、約束したのだから行かなくちゃ、と思わなければいけないのに、それができなくなってしまう。
ネットを介していても生身の人間同士の付き合いであることが忘れ去られてしまっている様に思います。
結婚相手を探すのに、ネットでずらーっと画像が並んでいて、その中から物色する、なんて事をしていると、結局誰も見つからなくなってしまう。
人間の出会いというものは、「効率」などではないはずです。
やっぱり基本は生身の人間同士の付き合いだという、超基本的な事を忘れない様にしたいものだと思います。
ネットというのは、生身の人間同士のひとつの連絡手段にすぎないのであって、
それを正しく使える様にならなければいけないでしょうし、
基本はやっぱり人間同士なんだという事を忘れてしまってはいけないんじゃないでしょうか。
もういちど、基本に返って考え直してみませんか?
返事をしない人々
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