令和2年2月6日 ピンポイントな科学
迷信だの思い込みだのなんだの
医者の言うことは一応聞くようにはしている。
けれど、ほんとかよ、と思う事、そうだろうか、と思う事が多いのも確かだ。
医者に、毎日朝晩飲んでくださいと薬を飲むように言われ、飲んでいたが、
だいぶ経ったので、まだ飲み続けるんですか?と聞いたら、飲んでください、と言う。
そうかなぁ、こんなに飲んでたら体に悪いんじゃないのかなあと思い、
毎日朝晩のところを、週に2回だけ飲むようにしてみた。
週に2回にしたら症状も出ず、これが必要最小限かなと思ったのだった。
それで調子が良いので、医者にそのことを言ったら、じゃあそれでいいです、と言われた。
毎日朝晩と、週に2回ではえらい違うではないか、、、。
お医者さんだって、何から何まで判っているわけではないのだ。
たまには自分の感覚を優先したほうが良い時も有る様に思える。
研究の結果、こういうことがわかりました、と発表される事が有る。
ただ、そういう事って非常にピンポイントな事が多い。
こういう条件で実験をした結果、ということで、なんにでも当てはまる訳ではない。
今の人間の科学というのは非常にピンポイントなのではないだろうか。
科学が発達したと言っても、人間の体の事を隅から隅まで、また、全体を俯瞰して完全に判っている訳ではない。
医者の言うことだから、一応聞かなければならないだろうが、自分の感覚もある程度大事にしたいと思う。
こういうピンポイントな科学に惑わされてしまう人を見かけることが良く有る。
〇〇は体にいい、と聞くとそればかり食べてしまう、など。
そのほか、流行っていると一応乗る人も、なんだか多い気がする。
筋トレが流行ると筋トレだけをする人が増えた。有酸素運動と両方やらないとしょーがないだろうに、と思う。
運動をすると活性酸素が出るので体に悪い。だから運動をしないほうが良い。
という話が出回っていたりする。
非常に狭い1点においては真実だけれど、全体から見るとほんの1点なのであって、
それをもって全体の結論にしてしまっている。
そうなのだ。
科学というのは非常にピンポイントだったりする。
こういう条件で実験した結果、だったりする。
ピンポイントで真実ならまだしも、ただの嘘、ただの勘違い、ただの思い込みであることもある。
北極の氷が解けて海面が上昇する、などと言う人が居る。
コップの中の氷が解けても水位は上昇しないのは学校の理科で習っている。
それだけでなく、昨日まで正しいと思われていた事が新しい研究発表によって覆される事が良く有る。
なので、科学者が言うことは一応聞かなければならないだろうが、自分の感覚で疑問を持つことも大事なのではないだろうか。
お医者さんは忙しいのだ。
自分の持っている知識を総動員して、全力で病気を治そうとしてくれる。
けれど、その病気を治す為にほかのところが具合悪くなってしまう事だって有る。
医者や科学者の言う事は信用しなくてはならないけれど、自分でもちょっと考えてみたら良いと思うのです。
血のめぐり
ふくらはぎ
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