令和元年8月12日 哀愁エアロ
芸術の様な1時間
自分がインストラクターになったのは、中高年の人たちに体操をしてもらいたかったからだった。
けれども、インストラクターになると色々なクラスを担当する事になる。
初心者クラス、中級者クラス、上級者クラス、ステップリーボック、リラクゼーション、アクアビクス、などなど。
その中で、上級者クラスは、インストラクターとしてではなく、メンバーとして一番受けたいクラスだった。
とにかくハイテンションで、キツいのが心地いい。
TIPNESS五反田の会員だった時、大のお気に入りでいつも出ていた、高屋インストラクターのクラスは忘れられないものだった。
とにかく楽しいし、しっかり身体を使わせてくれる。
実はこのクラスは中級者向けの「インター(ミディエイト)」だったのだが、上級者でぎっしりになっていた。
エアロの上級者というのは、自分で強度を調節できる人達だ。
たとえ初心者クラスに出たとしても、大きく動いて高強度の運動をする事が出来る。
彼女は人気のインストラクターで、スタジオが満員になっていた。
今でも思い出す、彼女の「だいじょぶーーー?」というでっかい声、
エアロで中殿筋が発達しすぎて、真四角になった彼女のお尻。
スタジオの鏡も窓ガラスも全部曇ってしまうくらいの、すごい熱気だった。
楽しく、しっかり身体を使う、という彼女のクラスは、上級者クラスをやるときの、自分のお手本にもなった。
しっかり身体を使ってキツく楽しく、難しい事はしない!というのがモットーだった。
あの頃、スタジオで流れていた音楽、ユーロビート。
特に、ハイテンションで哀愁系の曲を聴くと、あの頃の興奮と感動が蘇ってきて、
もうあの頃に帰れないと思うと切なくて切なくてたまらなくなってしまう。
あの頃の60分~90分の上級者クラスは、ひとつの芸術の様だった。
優しい感じで始まり、次第にテンションが上がってゆき、
思い切りハイテンションで走りまくり、
やがて、次第に強度が下がってゆき、
そして、じっくり筋肉に効かせながらのフロアエクササイズ、
最後はスタジオの照明を落として、心地よい疲れで眠ってしまいそうになるストレッチとクールダウン。
満足感、達成感でいっぱいになった。
今思い出すと、泣きそうになるのだ、、、、、。
あの頃の、ハイテンション、哀愁系ユーロビート、少しテープが残っている。
ボリューム注意!
https://r4.quicca.com/~kawai/music/505JOG%2015min.mp3
https://r4.quicca.com/~kawai/music/JOG162.mp3
https://r4.quicca.com/~kawai/music/trance%20JOG%20fly%20away.mp3
昔のカセットテープから
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