かわいひでとし日記

 

 

 

 

 

 


2015.10.08        成熟したスポーツ文化         やっぱりイギリスはいいなあ


2005年というと、今から10年前。

あの頃、いいサッカー選手というと、中田や小野みたいな、

キラーパスを出す様な選手だと思っていたものだった。



その年、中村俊輔がスコットランドのセルティックに行ったので、

デビュー戦からずっと欠かさず試合を観たのだった。


あの頃、うちのテレビはまだブラウン管だったなぁ、、、。


あの頃のセルティックのフォワードは、重戦車というあだ名がついていた、

ずんぐりむっくりラグビー選手みたいな巨漢だった。


テクニックが無くて、フィジカル勝負みたいな、

なんだ、下手じゃん、みたいに思ったりしたのだった。


だけど、毎週観ているうちに、自分のサッカー観が変わっていったのだった。

いい選手は、決して、テクニックの有る選手なんかじゃないんだ、と、

つくづく勉強になったのだった。


そして、観客の観戦態度にも、とても感動したのだった。

まるで演劇を観ているかのように、じっくりと観て、

良い所では惜しみなく拍手をする人たち。

逆に、下手な事をやると、ものすごい剣幕でブーイングをする人達。

どこかの国の様に、金網を張ったりしなくても良い、

爆竹や発煙筒など持って来ない、きちんとした人たち。

どこかの国の様にずっと歌い続けていたりせず、じっくり試合を観る人たち。

ああ、いいなあ、と、うらやましく思ったのだった。

どんな小さなクラブでも、古い木造のスタジアムでも、

みんな客席とピッチが近いサッカー専用スタジアムで、ほんとにいいなあ、

うらやましいなあ、と思ったのだった。

スコットランドの4年間は、本当に良い勉強になったと思う。


さて、そのイギリスで今やっているラグビーワールドカップ。

本当に素敵なスタジアムと、素晴らしい観客を観て、いいなあ、

うらやましいなあ、という思いがまたよみがえって来たのだった。


次回のラグビーワールドカップ、

国立が間に合わないので横浜でやるとか言っているけれど、いやだねぇ、

横浜でラグビーって、、、客席と遠すぎるんじゃないのかなぁ、、、。

札幌ドームでもやるみたいだけど、

あの野球用のスタンドでやるのかと思うと気が重くなって来る、、、、。


古くても小さくてもいいから、

専用のスタジアムを持てる様な成熟したスポーツ文化が根付くといいなあと思う。

スタジアム本体のデザインなんかどうでもいいから、客席とピッチが近くて、

雰囲気の良いスタジアムが欲しいなあ、とつくづく思う。


そういう意味で、イギリスは本当に先進国だなあと思うのだった。

 

 


 


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