かわいひでとし日記
令和8年3月9日      米さえ有れば塩をかけてでもメシが食える      米の値段
  
自分は中学生の時から1人暮らしの自炊生活をしている。

大地主だった家が破産して、大きなお屋敷から一転、

6畳一間のボロアパート住まいになり、

父親はタクシー運転手になって会社に泊まりきり。

月に1回生活費を置きに来てくれるだけだった。

中学生が1人で生活するのだから、お金がすぐに足りなくなってしまう。

父親が、米だけは切らさない様に買っておきなさい、塩をかけてでも食えるから、

と言っていたのを忠実に守って生活していた。

いくら貧乏しても米さえあればなんとか食っていられるわけだ。

それから後の人生もずっと自炊する生活をしている。

だから米は自分にとってとても重要なものなのだ。


3年前までは、いつもスーパーでお米は5kg2000円位で買えていた。

あきたこまちの無洗米5kgで税抜き1800円くらいだったのだ。

それがどんどん値上がりして4000円になったまま2年以上経過してしまった。

主食である米が2倍以上になるというのは、貧乏人にとってはかなりの負担だ。

なぜずっと2倍になったまま放置されていたのだろうか。

それは買う側と売る側の事情が違うという事だ。

作る人、売る人達にとっては米価はもっと高くないとやっていられないのだ。

だから農水省側はずっと減反政策を取って来た。

なぜ減反するかと言えばそれは、米価が下がらない様にする為だ。

しかし米の需要は毎年少しずつ減っている。だからさらに減反しようとする。

そしてここには、減反をすると補助金を出すという事がずっと行われて来ていて、

それはもう廃止しましたと言いながらも実質的には残存している。

そして問題をさらに難しくしているのは流通経路だ。

何重にも中間業者が入って居て、流通が非常に重たくなっている。

米が高くて売れずに大量に余っているのに一向に値段が下がらないのはこの辺に理由が有る。

では国の規制や補助金などを全て取っ払って、自由にコメを作って売る様にしたらどうなるだろうか。

大規模農家はどんどん作る様になり、米価は下がる。すると小規模農家は立ち行かなくなる。

日本にはたくさんの小規模農家が有り、その人達の多くが高齢者だ。

この構造にも問題が有る。

ただ、簡単には大規模化は出来ない。それは細かい水田が非常に多く有り、

小規模でないと出来ないという事情も有る。

農業を企業化して効率の良い生産をしたいところだが、遅々として進まない。

米の値段を下げる事に対しては農協や農水族という議員達の抵抗も大きい。

ということで、かなりがんじがらめで複雑で、なかなかうまくいかない状態なのだ。

そして、備蓄米の放出という事をやったのだが、米の値段を下げる効果は全く無かった上に、

一般の消費者が殆ど買えない様な状態だった。

自分も備蓄米を買えたのは1回きりだった。

思うに、あの備蓄米の多くは外食産業に回ってしまったのではないだろうか。

米が高いと言っている最中に、松屋などはごはんおかわり自由、なんて事をやっていたのだから、

きっとそうに違いないと自分では想像している。


去年の11月に総合経済対策を閣議決定し、重点支援地方交付金で食料品の物価高騰への対応をすることになった。

鈴木農相は「お米券」を配ると言っていた。

さらに、物の値段は市場に任せるものであり政府がどうこうするものではない、とも言っていた。

そしてさらに、お米券は3000円だとも言っていた。

はっきり言って「何言ってんの?この人」という感じだった。

3000円ではお米5㎏も買えないではないか。なんだよ3000円って、、、、。

そういう訳で各地方自治体ではお米券ではなく給付金を配る事にしたり、バラバラな対応になった。

最近、自分の家にも給付金のお知らせのハガキが届いた。

3月27日に3000円振り込みます、との事だ。

貰っても役に立たない様な少額の上に、1月からと言っていたのに3月末になっている。

物価高対策と言いながらなんだよこれ、としか思えない。人を馬鹿にしてんのか、と思う。

米は日本の主食だと言うのであれば、適正な価格での安定供給や災害等に備えての備蓄、

自給率100%を確保した上でさらに輸出もする様な体制を作る必要も有るし、

その為には農業の大規模化効率化をしてそこに零細農家の高齢者達を取り込んで

相続の問題も含めて解決する必要が有り、農水族議員や農協などの改革も必要になり、

さらに複雑な流通経路の問題を解決する必要も有り、膨大な作業が必要になるのだろう。

ではその為の研究をして対策を作る委員会などを設置したいところだが、

それには農水族や農協などが反対をしてくる。

何かの対策をする為の有識者会議だの委員会だのを設置すると必ず、

業界団体がバックに居る「有識者」が出て来て解決が遠のくのだ。

ちょっと絶望的な気分になってくるわけだ。

問題が複雑過ぎて、どこをどうしたら良いのか良く解らないのだけれど、

まずは農業を大規模化とか企業化とかするべきだろう。その際、小規模な高齢者も巻き込む必要が有る。

事業主ではなく社員として働くのだ。その結果収入は減るけれど、経費は会社持ちだし、

決まった額の給料を貰える訳で、気持ちの切り替えさえ出来ればメリットなのではなかろうか。

日本人の主食なのだから、たくさん作って国民には安く売り、

余った分は高い値段で輸出をする体制を作れたら良いのだろうと思う。

外国人観光客が日本に来て、日本のライスのおいしさに驚いているのだから、高く売れば良い。

食料安全保障上も米は自給率100%以上にして備蓄もしっかりするべきだ。

強い行政力で大ナタをふるって改革して欲しいと思う。


お米の値段は5㎏で2000円というのは安すぎだったのかもしれない。

買うほうも3000円ならなんとかガマンも出来るかもしれない。

けれど、3500円とか4000円とかでは高すぎる。

なんとか3000円くらいにして欲しいものだ。



"農協ファースト"鈴木農相はウソをついている…「米どころ・秋田の反乱」でわかった"高すぎるコメ"の犯人
https://president.jp/articles/-/109883


『令和のコメ騒動』(9)「おこめ券」の意義と課題
https://www.mri.co.jp/knowledge/column/20251204.html




   




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