借金まみれで苦しんでいる父を助けようと、
娘が自分から吉原に行って自分を身売りする話だ。
これは勿論、物語としてデフォルメされたストーリーでは有るものの、
売春業というものが有る事を前提にしている。
これを後世の人が、売春だからこの話は放送禁止にしろ、
などと言うのはおかしい事だと思う。
昔の事を今の価値観で責めるのはおかしな事で、
法律の分野でも「法の不遡及」という原則が有る。
そもそもウソである「従軍慰安婦」を女性の人権に絡めて批難するのも、
ちょっと話をごちゃまぜにし過ぎている。
昔は売春は違法ではなかった。
ジャニーズの事が今問題になっているが、昔は「そういう雰囲気」が有ったのは確かだ。
男女に関わらず「枕営業」の様な事は暗黙の了解の様な雰囲気で、
わざわざ取り上げて責め立てる様な世の中ではなかったのは確かだと思う。
昔の価値観と今の価値観は違う訳で、多少割り引いて考えるのが適当なのではないだろうか。
生活が苦しくて売春をしていたという女性が、後になって
「買った男が悪い」という様な事を言うのを見る事が有るが、
「売った」のは自分で有る事をなぜ除外して、自分が被害者として話すのだろう。
ジャニーズの問題も、なんで今頃、本人が死んだ後になって言い出すのだろうと思う。
そのセクハラ、レイプの代償として自分がデビューするなどの利益を得ていた事も事実だろうと思う。
後になってから言う、というのは、色々と事情が有って仕方が無い面も有るだろうが、
なんでその当時に言わなかったのか、という面も有るのは確かだ。
そしてこの問題は、当事者同士の問題であって、国レベルの問題にして税金を使う事ではない。
マスコミや企業が、これを大きく取り上げているけれど、
マスコミも自分達が容認して来た事にはあまり触れない。
NHKが声明を発表したが、その中で
「当時、この問題について認識が薄く、その後も、取材を深めてニュースや番組で取り上げることはありませんでした。」
と述べているのは正直なところだろうと思う。
要するに、当時はそういう世の中だった、という事だろう。
企業でもジャニーズを外す動きがたくさん出ているが、
それならばなぜ、人権侵害をしているウイグル製のものを扱ったり、
人権侵害をしている中国でビジネスをするのか。
そっちを先にやって貰いたいと思う。
みんなが言いだすと時流にのってさっと変わり身を見せる企業たちの見識の無さが、
自分には余程目に余る様に思える。
繰り返しになるが、これは当事者同士の問題で、当事者同士が話し合うだけにして欲しい。
この件とは別の話になるが、ジャニーズ事務所というのは功罪どちらも有ったし、
芸能界には大きな影響を与えた存在だった。
ジャニーズが排除されると次は韓流がなだれ込んで来る、という話も有る。
とにかく、結局はカネの話になってしまう世の中だ。
そういう訳で、自分にはどっちもどっち、に見えるのだ。
ところで、「ジャニーズ」というグループを知っているでしょうか。
これがルーツです。
今どきのジャニタレよりも普通のかっこいいお兄さんぽくて好感度が高い気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=tWolElE5SdA
さて、冒頭で紹介した「文七元結」、
帰宅した父親が、娘のお久が居ない事に気が付きます。
そこへ吉原の店から使いの人が来て、長兵衛さん、女将さんが呼んでます、
と告げるのでした。
店へ行ってみると、そこに娘のお久が居て、女将さんが言います。
長兵衛さん、あんた、一体幾ら有れば年が越せるんだい？
長兵衛は答えます。 50両、、、。
そうかい、それじゃああたしがあんたに５０両貸してあげるよ。
その代わり、お 久ちゃんはうちで預かりますよ。
だから長兵衛さん、来年の３月までに一生懸命働いて、
５０両持って娘を引 き取りに来るんですよ。
お久ちゃんは、店には出さず、私の手元に置いて小間使いとして使っていてあげるけ
れど、３月までにお金を持ってこないその時にゃ、
かわいそうだがこの子はお店 へ出しますよ、というのでした。
大切な50両を懐にしっかり入れての帰り道、
大川端で若い男が身投げをしようとしているのでした。
訳を聞くと、店の金50両を紛失してしまった、だから死んでお詫びをするのです、
と言うのでした。
おまえ、５０両あれば死なずに済むんだな？
ほんとだな？
長兵衛さんは、その男に５０両を渡してしまうのでした、、、。
そういうお話なのですが、続きはどうぞ、歌舞伎や落語でお楽しみください。
今けーったよ
買われました
性について考える
女の生き様
