83歳にしてなす
平成3年11月7日春日部居合同好会の大竹先生が7段合格しました。おめでとうございます会員一同嬉しく思っております。これからも益々元気でご活躍・ご指導願います。
 
大竹先生のコメント」

 居合道初めて30年、年々衰えてゆく体力には如何ともしがたく七段位挑戦は 及ばぬものとあきらめておりましたが、これが最後と思い全身全霊を打ち込んで 挑戦した結果が七段位取得となりました。これひとえに居合道部部長佐藤先生を はじめとする八段の先生方のご指導の賜物と感謝して居ります。
 そして私にとっ ては忘れられないのは越谷支部の故大塚史郎先生です。熱心に丁寧に私が納得す るまで御指導いただきました。合格後即お墓に報告しました。合掌 
 埼玉県居合道部にはすばらしい記録を残された大先生が居られます。 それは秩父支部の故福島与一先生です。先生は、明治42年(1908年)1月25日生、八段合格が平成4年(1992年)5月4日ですから御歳84才 にして八段位を取得されて居ります。この記録は全日本剣道連盟居合道段位審査 会八段の部では最高齢ではなかろうかと思います。居合道を志す者の鏡であり目 指す所です。私もこれからは健康に気使い体力の続く限り居合を続けたいと思っ ております。本来ならば後進の指導に当たるべきでしょうが自分の稽古が精一杯 で申し訳なく思っております。今後共諸先生方のご指導よろしくお願い申し上げ ます。

 お衰え見せぬ座り技も若者に負けない卓越した刀さばき迫力を感じさせるその姿に、居合稽古を続ける目標になっています。