弓道の精神

弓道は弓をひいて、的に当てる競技だけれど、
スポーツではなく、武道です。

たくさん当てれば良いというものではない、という所に心ひかれます。

弓を引いている状態を「会」と呼びます。
その「会」が大切なのだそうです。

的に当てようとする心の卑しさが出てしまうと、良い評価を得られません。

この、「的に当てようとする心の卑しさ」という言葉に深く感銘を受けました。

世の中は卑しさだらけです。

昔、村上ファンドが目をむいて、「お金儲けが悪い事ですか?」と言っていたの
を見たけれど、「うん、悪い」とはっきり思えます。
お金を儲ける為のお金を儲けるのは卑しいと思います。

「お金は生活に必要だから稼ぐ」ものであって、「儲けるために儲ける」のは、
はっきり卑しいと思えます。

的に当てようとするのが、なぜ卑しいんだ、と、理解出来ない人もたくさん居る
かとは思います。
「お金を儲けるのが何故悪いのか」、ととても良く似ています。


身体がしんどいのなら話は別です。
でも、そうでないならば、電車で座ってはいけない。特に、我先にと慌てて座っ
てはいけない。

乗り遅れそうになって、走ってはいけない。

お金を儲けてはいけないだの、電車を1本乗り遅れろだの、全部損しろと言うの
か、卑しいとかなんとか、そんなの自己満足じゃんか、と思う人はたくさん居る
と思いますが、その人には「変わった事言うやつが居る」と思っておいてもらう
しかないとは思います。

大企業だったり、急激に業績を伸ばした企業や話題の、有名な、経営者や社長を
見ているといつも「人間が卑しい」と感じます。嫌悪感を感じます。

この人は好きだな、と思うのはトヨタの社長くらいのものです(2014年現在)。

 

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