かわいひでとし日記
思うこと、こころもち、脳内風景


2015.03.31      くそじじー    昭和は遠くなりにけり


昔、小さかった頃、そこらへんのクソじじーが良く、

「明治は遠くなりにけり」

なんて事を言っていたものだった。


それがどうだ、今じゃ自分が「昭和は遠くなりにけり」

などと思っていたりするのではないか。



昭和は良かったよなぁぁぁぁ、、、。



特に1970年代頃かなあ、、。


その頃の日本は、まだ「江戸時代の続き」感が有ったものだ。

だって、家なんてみんな、江戸時代そのままで、ただそこに電気が通ったという

だけだったではないか。



小さい頃、お歯黒をしているばばぁを見た事が有る。



どっかのくそばばーが、

慶応何年の生まれだとかなんとか言っていたのを聞いた事が有る、、、。



モノのデザインもすごくシャレていたものだった。

何でもかんでもコストコストって、無駄なものは一切無しの今時のデザインと違って、

今見ると、なんだかとてもシャレたデザインの家電製品やクルマなんかが有った。

いや、あのころは家電とは言わなかったな、「電化製品」であった、、、。



みんなが好きな色は明るい色だった。

赤とかオレンジとか、ピンクとか明るい青とか、、、。

今じゃみんな、なんだってこう、くらーーーい色が好きかねぇ、、、。



人にも愛嬌が有ったよなあ。

知らない人同士が、出会い頭でいきなり話をしたりなんかしていたものだった。

歌舞伎の世話物を観ていて良く思うのだけれど、初対面の人同士が会うと、

まず名前を名乗るんですね。

聞かれてもいないのに、自分から自分の事をそらまあ、事細かに説明したりなん

かするんですねぇ、、。

わたくしは、白銀町で小間物屋を営んでおります、卯兵衛と申します、なんて、。


昔にも詐欺師や悪党は居たわけだけれど、初対面の人にはまず名前を名乗るのが

礼儀で、当たり前の事だったんだねぇ。

そんな感覚が有るものだから、「個人情報」「個人情報」言うのを聞くと、

ついついイラっとしますねぇ。

さらに変な詐欺をする者たちには心底いやな気分になる。

電話を非通知でかける神経が未だに良く解らないし、、、。

詐欺から身を守るだの何だの言われればあまり反論も出来ないとも思うけれど、

電話を非通知でかけるというのはやっぱり神経を疑いたくなる部分も有ったりす

るのだ、、、。

昔の人には愛嬌が有ったと思うなぁ。


なんだかんだ、思う事は、この国は滅びるのではないか、という事だったりする。

そう思っていた所に、こんな記事が、、、。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31782

読みながら、色々と考えてしまう。

どこがどうって訳じゃなくて、書いた人の意図とは関係無しに、

これ読んだら人それぞれの視点で「この国は滅びる」と思うのだろうと思う。


同意するとかしないとかは別として、これ読んでいると色々と考えてしまう。

結局、「何がやりたくて生きてるんだ」という所に落ち着いたりする。



ただ金が欲しいだけ、

商売したいだけ、

楽したいだけ、

テキトーに上の空でやってるだけ、

こんな風にやってると、ほんとに滅びるぞ。


と、くそじじーは思うのであった。



 


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